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ダイエット中の母親から生まれた子供は太りやすい!?

山中伸弥教授と野田秀樹氏が“細胞”を語り尽くす(その3)

  • 崎谷 実穂

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2014年4月3日(木)

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 20世紀に「DNAの二重らせん構造」が発見されて以降、人類は遺伝のメカニズムを研究してきた。その結果、人間の個性や能力などが遺伝子による部分があることを多くの人が知ることになった。だが、生まれた後の努力や経験、置かれた環境によっても、人は変わることができる。そのメカニズムの主役となるのが「細胞」だ。

 細胞は「体を構成する部品」と捉えられることが多いが、近年の研究ではそうでないことが明らかになってきた。1つの自律した生命体のように、自ら周りを探り、状況を判断し、自らを変化させているダイナミックな存在なのだ。細胞の中には、我々の経験を反映する仕組みが隠されている。

 NHKでは、最新の細胞研究を紹介する「人体 ミクロの大冒険」を3月29日から4回にわたって放送する。番組中では、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授と劇作家・演出家・役者の野田秀樹氏が“細胞”について対談する。

 日経ビジネスオンラインでは、番組で紹介できなかった対談のすべてを掲載する。今回は人間の誕生から、思春期までの細胞社会の構築を追う。細胞は周りの環境を察知しながら、働かせる遺伝子を選択して変化していく。(今回のゲストは葉加瀬太郎氏)

野田秀樹(以下、野田):今回は、細胞が長い人生を生き抜くための戦略を持っているというお話です。ゲストには音楽家の葉加瀬太郎さんをお呼びしています。

葉加瀬太郎(以下、葉加瀬):戦略ですか? ちょっと「細胞」という言葉と「戦略」という言葉が結びつかないのですが……。

山中伸弥(以下、山中):細胞というと、人体をつくる小さなパーツだというイメージがあるのではないでしょうか? パーツには戦略がないですよね。しかし、細胞はパーツではなく、意志を持っているような、ダイナミックな存在です。だから戦略を持っているんですよ。

葉加瀬:細胞自身が物事を考え、行動を起こすのですか?

山中:たぶん「細胞さん」は、自分自身で考えている意識はないと思います。しかし、さまざまな要因に反応して変化することがあるんです。

野田:前回、細胞同士が会話のようなコミュニケーションをとるという話を聞きました。細胞はかなりすごいんですよ。

葉加瀬:そうなんですね。僕は小さい時から、一人ひとりの人間も、大きな宇宙の中の一つの細胞のような存在なんじゃないかというイメージを持っているんです。まず、そういうビジュアルが思い浮かぶ。細胞を実際に見たことがなく、具体的にどういうものかわからないからかもしれません。

山中:ほとんどの方は細胞を見たことはありませんよね。私は毎日見ていて、細胞とともに起き、ともに寝るような生活を送っているので、ちょっと特殊だと思います。だからこそ日々、細胞のすごさを感じているんですよ。私達の体には200種類以上、60兆個の細胞があると言われています。それらが複雑に関係しあって、生まれ変わっている。それはもう奇跡としか思えないんです。

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