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知られざる「プレミアムワイン」の世界

飲み物? 資産? ワインが唯一無二のお酒なワケ

2014年4月11日(金)

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ニューヨークのザッキーズのオークションに出品された高級ワイン。出品されるワインの一部は惜しげもなく抜栓され、実際に試飲できる

 最近、日本にも着実にワイン文化が根付きつつあります。「ハレの場」のワインだけでなく、日常の食卓で気軽にワインを楽しむ人が増えてきました。「とりあえず、ビール!」だけでない選択技が日本にも広がって欲しいと願っている私にとっては嬉しい限りです。

 皆さんにとってワインは“飲むもの”だと思います。もちろんワインは飲むためにあるのですが、実はワインはそれだけではない様々な側面があります。

ワインがなぜ「投資」になるのか

 「ワイン投資」という言葉をお聞きになった方もいらっしゃると思います。日本でも経済誌などが稀に取り上げることがありますが、実際のところ、「どうしてワインが投資対象になるの?」と疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

 日本にいると「ワイン」と「投資」が結びつかないかもしれませんが、欧米では「ワイン」は一般的な投資対象、つまり換金可能な資産として扱われています。

 実際、アメリカの経済紙を眺めていると、「SWAG」と言う単語を目にします。本来はアメリカの若者たちの間で使われる「センスがいい」といった意味のスラングなのですが、経済紙の「SWAG」とは、「Silver」「Wine」「Art」「Gold」の頭文字をならべたものです。投資対象となる商品、貴金属などをまとめて指す新しいキーワードです。

 金や銀が投資対象になるのはもちろん、絵画などのアートも高値で取り引きされることは多くの方がご存知でしょう。アメリカでは、これらと同じように、ワインが取り扱われているのです。

 冒頭の、SWAGというキーワードは、エコノミストのジョー・ローズマン氏が株式投資より確実な投資商品として「SWAG」をインベストメントウィーク誌に発表したのが始まりです。その後、ブルームバーグも、高級ワインはゴールドよりリターンが確実であると予想しました。これらを受けて、リーマンショックで損失を被った投資家達がこぞってワインの収集を始めたという経緯があります。欧米の投資家に限らず、中国のニューリッチ層もワインの収集に加わりました。

 この連載では、“ワインという不思議な飲み物”のいろいろな側面に光を当てていきたいと思います。光の当て方によって、ワインは実にさまざまな姿を見せてくれます。誰もが楽しめる“美味しいお酒”という面だけでなく、富や権力の象徴、文化的遺産、そしてSWAGに含まれる“資産”としての側面があります。

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「知られざる「プレミアムワイン」の世界」の著者

渡辺 順子

渡辺 順子(わたなべ・じゅんこ)

プレミアムワイン代表取締役

2001年からクリスティーズでワインオークションに携わる。クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。オークション文化、ワイン文化を日本に広めている。アメリカソムリエ協会・ソムリエ認定

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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