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どうして「やらされ感」を覚える部下はダメなのか?

2014年4月9日(水)

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 「部下が『やらされ感』を覚えないようにするにはどうすればいいでしょうか」

 コンサルティングや研修をしていると経営者やマネジャーの方から多くの相談を受けますが、冒頭の質問が増えています。「専務」と「営業課長」のやり取りを通じて、「やらされ感」について考えてみましょう。

●専務:「4月に入り、昨年度の業績がまとまりつつある。君の課の目標達成率は94%、不合格だ。頑張っていることは認めるが『努力賞』はない。朝9時出勤が決まりなのに9時5分とか9時10分にやってきて『頑張りました、もう少しでした』と言って通るわけがない」

○営業課長:「はい。申し訳ありません」

●専務:「昨年度1年間を振り返って何が問題だった」

○営業課長:「私の力不足だと思います」

●専務:「まったく君は反省していないな。1年を総括して『力不足』で片付けようとする。それこそ力不足だ。問題ははっきりしている。長年のお客様に依存し過ぎていることだ。2年も前から新規開拓をやってくれと伝えているが君の課は変わっていない。新しいお客様を今期はどのくらい増やすつもりだ」

○営業課長:「そう言われましても、すぐに開拓できるものでは……」

●専務:「だから行動してくれと2年前から言っている。あの時から取り組んでくれたら、新規のお客様は着実に増え、昨年度の目標を達成できたはずだ。とにかく今期から新規開拓の行動を加速してくれ」

○営業課長:「はい。ただ専務、部下がなかなか言うことを聞かなくて……。最近の若い子は強く言うとすぐに委縮してしまいます。彼らに『やらされ感』を覚えさせずに、やってもらうにはどうすればいいのでしょうか」

●専務:「簡単だ。新規開拓の活動を習慣にしてしまえばいい」

○営業課長:「いや……。ですから習慣になるところまでもっていくためにどうしたらいいのかと……」

●専務:「さっきから君の質問はおかしい。私から質問させてくれ。そうだな、ラーメン屋に入って味噌ラーメンを注文した。ところが店員は厨房に注文を伝えない。君ならどうする」

○営業課長:「怒りますよ。仕事の放棄じゃないですか」

●専務:「店員の『やらされ感』は心配しないのかね」

○営業課長:「……」

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「どうして「やらされ感」を覚える部下はダメなのか?」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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