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ブランド戦略は「最強のライバル国」と「観光世界一の国」に学べ

2014年4月10日(木)

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 今年の桜の季節に、皆さんはどこでお花見をされたでしょうか。 下の写真も、ある桜の名所です。どこだかお分かりになりますか? 吉野? 福島? …答えはひとまず、次のページまでお待ちください。

写真提供:阪急交通社

 先日、都内で「インバウンド振興のための国・地域のブランド戦略」というテーマのシンポジウムがありました。当然、2020年に向けた国の戦略が聞けると思って参加したのですが、国や地域の観光行政の中枢にいる人たちからは、「2020年に1500万人までは自然増で何とかいけるが、残りの500万人をどうするかは模索中」「国や地域には多様な資源があり、戦略的に一つに絞り込むのは難しい」など、思わず突っ込みたくなる回答の連発。

 シンポジウムを主催したのは、ぐるなび総研が発足した「インバウンド研究会」。訪日外客数2000万人の実現には国・地域のブランド戦略のブラッシュアップが喫緊の課題のため、ブランド戦略を分析・評価し、今後の方向性を示すというのが企画の趣旨でした。インバウンドに新たなビジネスの可能性を見出している民間企業にとって、このままでは2020年に2000万人は絵に描いた餅になりかねないというところでしょう。

 その中で有意義だったのは、国土交通政策研究所が行っている「国土交通分野の海外市場獲得に向けたライバル国に関する調査研究」でした。日本の価値を伝え、高めるものは何か、というブランドの視点に立ち、今後、訪日客数の伸びが期待されるASEANの国や地域を対象に調査。日本が海外に発信している訪日ブランドイメージと、海外で認識されている訪日ブランドイメージのギャップ分析、競争が激化する競合国との観光ブランドイメージの対比は、改めて日本の観光ブランド戦略のあり方を問うものでした。

 地域資源活用の現場にいて、あなたの町の魅力は何かと尋ねると、多くの地域が「豊かな自然」と答えます。隣り合う2つの県が互いに、「澄んだ空気ときれいな水」と答えたこともあります。しかし、ブランド戦略において競合との価値の差別化はその根幹をなすもの。前回ご紹介した高山や長崎のように、他にない地域の魅力や価値を提示できなければ、ブランドを確立することも、戦略的な攻めもできません。

 日本ブランドとは何か? 今回は、観光市場において日本の最強のライバルである「韓国」と、世界一の観光大国「フランス」との対比から、他にない日本の価値と戦い方を考えてみます。

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「ブランド戦略は「最強のライバル国」と「観光世界一の国」に学べ」の著者

水津 陽子

水津 陽子(すいづ・ようこ)

合同会社フォーティR&C代表

経営コンサルタント。合同会社フォーティR&C代表。地域資源を活かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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