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もう臭いものにフタはできない

相次ぐ怪事件と“見える化”時代の読み方

2014年4月11日(金)

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 最近、“見える化”という言葉をよく耳にするが、もともとこれは経営管理用語だ(日経ビジネスオンラインの読者なら当然ご存知だろう)。「作業工程をジャスト・イン・タイムの流れ作業に変えて余剰在庫や工程の不具合を“見える化”する」とか「ビッグデータ分析で顧客の潜在ニーズを“見える化”する」といった具合だ。

 要するに、企業経営上の課題を、客観的視点からいち早く発見し、数値や色で可視化する。問題点を“公表”することで是正を促す意味もある。“見える化”は最近はコーポレート・ガバナンスやコンプライアンス関連でも使われる。それで、会社経営の“見える化”、という表現も出てきた。そこで今回、私はさらに対象を広げ、社会や政治の“見える化”について考えてみる。

相次ぐ怪事件

 今年に入ってから奇妙な謎めいた事件が相次いでいる。いずれも政府や公的機関の権威を揺るがす大事件である。

〈事件1 内閣府職員@響灘〉
 1月20日、福岡・響灘沖でゴムボートに乗った男性の遺体が発見された。身元は何と米ミネソタ大学大学院留学中の内閣府の30歳職員だった。その後、なぜか報道は途絶えた。しかし韓国に出張したあとボートで日本に密入国しようとした、とか見せしめのために殺されてボートに乗せられた、とか眉唾なものを含めて諸説が漂っている。朝鮮半島、内閣府、米国、ゴムボート…まるでスパイ小説である。

〈事件2 STAP細胞@理研〉
 1月29日、理化学研究所はSTAP細胞の作成に成功したと発表した。主役は早稲田大学で博士号を取得し、米ハーバード大学でも研究してきた30歳女性だった。快挙だと世界が沸いたが、その後の論文の不備と理研vs本人のバトルという奇怪な展開は、読者がよくご存じの通りである。

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「もう臭いものにフタはできない」の著者

上山 信一

上山 信一(うえやま・しんいち)

慶応義塾大学総合政策学部教授

1957年大阪市生まれ。京都大学法学部卒。米プリンストン大学公共経営学修士。旧運輸省、マッキンゼー(共同経営者)を経て現職。専門は経営戦略と行政改革。九州大学ビジネススクール客員教授。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト