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「羽田空港にA380で乗り入れたい」

エールフランス航空幹部に聞く日本戦略

2014年4月16日(水)

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 2014年3月30日、羽田空港の国際線発着枠が増枠した。これによって、欧米などの長距離便を、昼間の時間帯に飛ばすことができるようになった。

 今回の増枠で欧州方面では英国とフランス、ドイツに発着枠が配分された。いずれも日本側に2枠、相手国側に2枠。英国とフランスの発着枠は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL、9201)が1枠ずつ分け合ったが、ドイツはANAが独占した。

 これによって多くの航空会社が、成田発着のロンドン線やパリ線を、羽田発着へと変更。首都圏の利用者だけでなく、地方都市から羽田経由で国際線に乗り継ぐ乗客を取り込む戦略に転じた。

 ルフトハンザ ドイツ航空は航空連盟・スターアライアンスの盟友であるANAの便を活用して国内から海外への乗り継ぎ利便性を向上。一方、ワンワールドに属するブリティッシュ・エアウェイズは、同じワンワールドに入るJALの便を活用して乗客を目的地へと送る目論見だ。

 つまり羽田発着枠の拡大は、日系航空会社だけでなく、海外の航空会社にとっても大きなチャンスとなっている。

 こうした中、唯一、日本にアライアンスのパートナーがいないのが、スカイチームに所属するエールフランス航空だ。しかしながら、同社はアライアンス制度が誕生する以前の1961年から、JALと提携しており、1995年からはコードシェアも始めている。

 エールフランスKLM旅客営業・マーケティング部門最高責任者のパトリック・アレクサンドル氏は、JALとの提携契約を最近、更新したと明かす。日本市場をどう攻略するのか、話を聞いた。

羽田空港からも朝、夜の便を飛ばすようになるエールフランス航空(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

「羽田からA380を飛ばしたい」

日本路線の状況は。

アレクサンドル氏:2013年はロードファクター(座席利用率)が80%以上だった。2014年3月末からの夏ダイヤ以降は、成田発着便の機材をエアバスA380からボーイング777に小型化する。一方で、羽田空港に就航することで、座席供給量は3%増加した。大幅には増えないが、ビジネスパーソンを取り込める羽田空港への就航は、極めて魅力的だ。今後は羽田を中心に、利便性を訴求して航空券の販売単価を上げていきたい。

成田空港発着便の機材を小型化したのはなぜか。

アレクサンドル氏:現在、我々は成田空港から昼に1便、羽田空港からは朝と夜、最大で2便を運航している。便数と比例するように需要が増えるわけではないので、成田便の機材を小型化して、調整する必要があった。

 ただし我々は日本のマーケットの可能性を信じている。運航頻度を増やすだけではなく、今後、需要が増えてくればA380を再び投入して、提供座席数も増やしていきたい。

羽田空港の場合、(大型機材である)A380の乗り入れについては、滑走路や誘導路などの制約がある。羽田発着便にA380を活用する可能性はあるのか。

アレクサンドル氏:羽田は非常に可能性のある空港である。そのため日本の航空局には、できるだけ早くA380の乗り入れを許可してほしい。少なくとも、東京五輪が開催される2020年までには実現してほしいと考えている。

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「「羽田空港にA380で乗り入れたい」」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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