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仕事・子育てをしながら、学び続けて博士号をとる

教育は自立のための必須条件

2014年4月17日(木)

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筆者:Sさんは、これまでの人生で「ああ、やっぱり勉強って大事なんだ」と思ったことはある?

編集者S:そうですねぇ……。高校生までは、ごく普通の子だったと思います。周囲の子たちも通っているから学習塾に行き、大学受験があるから予備校に通い……って、これじゃあ、学校で何を勉強してきたのかって感じですね(苦笑)。

 学校でも塾でも、別に勉強するのがイヤだった訳でもなく、でも大して成績が良かった訳でもなかったです。コツコツ勉強して、なんとか第一志望の大学に合格できました。

筆者:そうすると、必要に迫られて勉強してきたけれど、学ぶ喜びみたいなものを感じたことはない、ということ?

編集者S:今、振り返ってみると、残念ながら「これだ!」というような感動を覚えたことはない気がします。それよりも……。

筆者:それよりも?

編集者S:社会人になってからの方が、日々学んでいるという実感が大きいですね。ただ、仕事をしているその時々で、これまで身につけてきた知識を総動員させて考えていることに気づいたり、それじゃ全然足りないので、もっともっと学びたい!という気持ちが常にあります。今頃になって、ようやく学ぶ必要性とか、喜びを実感できるようになったのかな……。

筆者:必要に迫られて学ぶうちに……ということはあると思うわ。現在のような情報過多の時代に、無条件に知識を得ることに貪欲になれ、と言う方が難しいのかもしれないわよね。

 今日、ご紹介する方は、定年を数年後に控えた人生の大先輩の女性なの。だから、フランスでも戦後の高度経済成長期を生きてきた世代。でも、女性が社会で活躍するにはまだまだ難しかった時代に、その時の状況に応じて、出産・育児と仕事を両立させながら、学び続けて博士号までとったのよ。

 彼女が訴えるのは「教育の大切さ」です。

   ◇   

エレーヌ・ウアナスさん(63歳)。教育省の学校教育部門でトップ補佐役を務めている

恋する女性に怖いものなし

 エレーヌ・ウアナス(Helene OUANAS)さん(63歳)は、1950年パリ郊外に生まれた。6人兄弟の一番上、長女として生まれたエレーヌさんは、とにかく勉強することが何より大事だと、幼い頃から悟っていたという。

 「両親は、陶器を作っている会社で仕事をしていました。決して経済的に裕福な家庭ではありませんでしたし、しかも兄弟も多かったので、子どもの頃から早く自立しなければ、と思っていました。そのためには何が必要か。勉強する以外にない。教育を受けることが自分の身を支えることになる、ということに早くから気づいていた子だったと思います」

 BAC(高校卒業資格検定試験)に合格したあと、大学で芸術史と考古学を学び始めたエレーヌさん。兄弟が多かったこともあり、子どもに接することが大好きだったので、大学に通いながら「アニマター」という子どもの世話をする資格をとり、学校外で子どもと一緒に遊ぶアソシエーション(日本でいうNPOのような存在)の活動などに参加した。

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「仕事・子育てをしながら、学び続けて博士号をとる」の著者

増田 ユリヤ

増田 ユリヤ(ますだ・ゆりや)

ジャーナリスト

高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKのリポーターを務める。日本と世界の教育現場の取材を重ねる。フランスの知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授