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ファーストレディーは中国製がお好き

日本製で構成される「中国の夢」

2014年4月17日(木)

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習近平国家主席の夫人・彭麗媛氏が自社のスマホを使用していることを紹介しているZTEの「微博(Weibo)」ページ

 4月1日(米国時間)、ホワイトハウスを表敬訪問した米大リーグ・レッドソックスの主砲オルティス選手が、スマートフォン(スマホ)の自分撮り機能を使ってオバマ大統領とのツーショット写真を撮影してツイッターに掲載、韓国サムスン電子が「撮影に使われたのは当社の『Galaxy Note 3』だ」と書き込んだことで、大統領を宣伝に利用したとの批判が起こり、ホワイトハウスも不快感を表明したというニュースは記憶に新しい。ちょうど同じころ、中国でも、ある要人の使っていたスマホが話題になった。話題の主は中国の第一夫人(ファーストレディー)、習近平国家主席の夫人・彭麗媛氏だ。

 3月末にドイツを訪問した習夫妻が揃ってサッカーを観戦する様子を、同29日になって中国メディアがこぞってネットに配信した。その中の一枚に、習夫人が白いスマホで試合の様子を撮影している様子があった。ここで中国のネット民が騒ぎ出した。「あれ? あれはiPhoneじゃないぞ」と。

iPhone使用に非難集中

 2013年6月、習主席の南米歴訪にも同行した習夫人はメキシコのマヤ遺跡を訪れた際、スマホを使って撮影する様子がやはり伝えられた。このスマホが米アップルの白い「iPhone 5」だったことから、「中国のファーストレディーたるものが中国製を使わず海外製の高価なスマホを使うなどもってのほか」「役人に倹約を奨励している夫の政策にも背くものだ」などとしてネット民に叩かれた、と中国のメディアは伝えている。

 北京で中央省庁の官僚をしている私と同世代の知り合いはかつて、「中国ではまだまだ表立って自分の本音は言えない。特に役人の世界はそうだ。だから、自分の言いたいことを言えるネット、僕の場合は匿名のブログにこそ、僕の本当の姿と生活がある」と話していた。当局によるメディアの管理がなお強く残る中国で、彼の言うような側面があることは、もちろん否定できないとは思う。かといって、ネット上の意見が世論を代表するものだとも私は思っていない。中国の人たちから面と向かって生で聞く声や、この国で暮らす私の目に直接映る姿は、ネットで伝えられた世論だというものとは必ずしも一致せず、かけ離れていることも多いからだ。政治好きな人たちの住む首都北京と異なり、私のいる上海が商業都市で、所得レベルも中国トップクラスだということも関係しているだろうが、当時、「iPhoneなんか使いやがって」と習夫人を批判する声はついぞ聞かなかった。

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「ファーストレディーは中国製がお好き」の著者

山田 泰司

山田 泰司(やまだ・やすじ)

著述業/EMSOne編集長

1992~2000年香港で邦字紙記者。2001年の上海在住後は、中国国営雑誌「美化生活」編集記者、月刊誌「CHAI」編集長などを経てフリーに。2010年からは、「EMSOne」編集長も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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