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出世に必要なのは、実務能力よりファッション?

地位、場面、目的に合った服装を戦略的に考える

2014年4月23日(水)

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 今回は、「イメージ戦略」について触れたいと思います。

 イメージ戦略とは、具体的には、服、アクセサリーなどをどう選んでいくのかということです。「服の選び方とキャリアアップなど関係ないのでは」と思われる方も多いかもしれません。しかし、私が外資系企業で本部長職に就いた後は、イメージ戦略について意識するようにと、とても細かい指摘を受けたのです。これは私にとって非常に驚きでした。

 今回は、私の外資系時代の経験を中心にお話しします。

本部長職に就いた途端、服装にダメ出しを受ける

 私が外資系企業で、本部長職に就任したその日に、社長から呼ばれました。就任を祝ってもらえるのかと思ったら、第一声が「なぜその服を選んだのか?」でした。そして、そのあと、「人に使われる恰好ではなく、人を使う恰好をするように」と言われたのです。

 ショックでした。

 何がショックかというと、20代からプロフェッショナルに見えるように、先輩のすすめるスタイリストサービスを使ったりして、服装には気を遣っていたほうだと思っていたからです。それでも、本部長職には見合わない服装だったのでしょう。

 ショックを受けて何も言えない私に追い打ちをかけるように、社長に下のように言われました。

  • 実務能力 10%
  • イメージ作り 30~40%
  • 顔を売ること 50~60%
※これは、当時の社長の経験則ですが、メラビアンの法則をベースとした「7-38-55ルール」など、人は見た目で判断されることが多いという研究はあります。メラビアンの法則は、人物の第一印象は見た目などの「視覚情報」から受けることが多いというもの(言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%)

 それが、実務能力を磨いていく以上に、”シニアマネジメント”として、仕事で評価を得るポイントだったのです。

 部長職までは、組織の中で“脇役に徹するファッション”をベースとしたイメージ戦略でよかったかもしれない。けれど、シニアマネジメントとして、会社の経営層として、会社の顔として外部と折衝するという新しい役割をこなしていくのは不十分だということを指摘された出来事でした。

 実務ができるのは当たり前。実務以外のところで、どれだけ会社の顔として、部門の顔として、自分自身のイメージ戦略を打ち立て、それを実行していくかが重要だということです。

 イメージ作りには、表情や喋り方も含まれますが、服装が大きな役割を果たします。メラビアンの法則からしても、93%を占める非言語(立ち振る舞い、表情、喋り方、服装)の領域を強化する必要があります。

 私の場合は、社長から呼び出されて、イメージ戦略についての課題をもらったわけですが、実際にどうしたらいいのか分からず、一部上場企業の役員を勤める先輩をはじめ、4名のシニアマネジメント(男性)に電話で相談をしてみました。しかし、彼らは口をそろえてこう言いました。

 「男は、決まりきったスーツだからそれほど苦労しないんで、女性のことはよく分からない。女の人に相談したほうがいい!」

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「出世に必要なのは、実務能力よりファッション?」の著者

秋山 ゆかり

秋山 ゆかり(あきやま・ゆかり)

事業開発コンサルタント・声楽家

ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタントを務めた後、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長などを歴任。コンサートのプロデュースや演奏も行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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