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スーツ選びに「センス」は不要

論理を知るだけで着こなしはこれだけ変わる

2014年4月24日(木)

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 ビジネスパーソンにとって欠かせないスーツ。男性にとってみれば、スーツはビジネスシーンで戦うための鎧や制服のような存在だろう。だがあまりに身近な存在ゆえに、日本のビジネスマンはとても無自覚にスーツを選び、着こなしている。そして、その多くの着こなしが実は、“ルール違反”となっている。これは日本人男性の多くが、正しいスーツの着こなし方を知らないため。

日経ビジネスでは「ビジネスマナー大全」を発売中。スーツの着こなしのほかにも正しい敬語の使い方や会食でのルール、英語で必須のマナーなど、ビジネスパーソン必須のマナーを網羅的に紹介している

 「あなたの着こなしは間違っています」。そう指摘すると、多くの男性が「実はファッションセンスがなくて……」と恐縮します。ですが着こなしの良し悪しを分かつものは、決してファッションセンスではありません。

 重要なのは正しい着こなし方のルールを知ることです。ジャケット、スラックス、ネクタイ、シャツ、革靴……。いずれもルールと考え方さえ学べば、簡単に正しいコーディネートや着こなしを実現することができます。

 このコラムでは男性向けのファッションコンサルティング業を生業とする私が、男性向けの正しい着こなし術をお伝えします。

 初回となる今回は、細かなルールを伝授する前に、着こなしの大前提となる心構えについて説明します。誰のために服を着るのか。まずは根底の哲学を見直しましょう。

 ビジネススーツにおいて最も大切な視点は、仕事現場で一緒に働く相手のことを考えて選び、着こなすということです。

吉田泰則氏。男性向けにファッションコーディネートのコンサルティングを実施するライフブランディング社長。伊勢丹入社後、一貫して紳士服を担当。伊勢丹メンズ館などの立ち上げに参画し、その後独立。雑誌やテレビなど、多数のメディアで男性ファッションの指南役を担う。

 「単なる制服」という認識で、あまり深く考えずにスーツを着たり、自分の好みを優先して選んだりすることは、本来、避けなければならないこと。知らず知らずのうちに、相手に不快感を与えているかもしれません。

 いくら自分が「丁寧な仕事をします」「クオリティーの高い仕事がモットーです」と訴えても、TPOにそぐわないスーツを着ていては、説得力に欠けてしまう。仕事相手も不安を持つことでしょう。特に、海外はスーツに関するマナーがとても厳しい。マナーから逸脱した格好をするだけで、評価が下がってしまう。

 ビジネスパーソンにとって、スーツはいわば、相手に好印象を与えるためのコミュニケーションツールです。まず、このことをしっかりと頭に入れることが大事です。

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「センス不要!ロジカル着こなし術」のバックナンバー

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「スーツ選びに「センス」は不要」の著者

吉田泰則

吉田泰則(よしだ・やすのり)

ライフブランディング代表取締役

伊勢丹でメンズ館の立ち上げに参画し、伊勢丹メンズ館のバイヤーを務める。現在は独立し、男性専門ファッションコーディネートサービスを提供するライフブランディング代表。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

高橋 学

高橋 学(たかはし・まなぶ)

フリーライター

日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。著書は『結局「仕組み」を作った人が勝っている』『「場回し」の技術』(光文社)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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