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「しんどい会社」はなぜ「働きがいのある会社」に変われたのか

安藤嘉助商店、「健全な年功序列」という決断

2014年4月24日(木)

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 営業部門の従業員たちはいつも疲れ気味で、どこか苛立っていた。彼らは平日も週末も祝日も働き続け、住宅のリフォームを検討している顧客の情報を1人で抱え込んだ。管理部門は、時に3倍にも差が開いた営業部門の従業員との給与差に不満をこぼす。1883年に創業した由緒ある中小企業はほんの数年の間におかしくなってしまっていた――。

 これは、Great Place to Work ® Institute Japan (GPTWジャパン)の2014年版「働きがいのある会社」ランキングで、「小規模企業部門」の2位になった安藤嘉助商店(岡山県倉敷市)を舞台に、2005~2007年にかけて実際に起きた出来事だ(小規模部門のランキングの詳細は本記事の最後に掲載)。従業員数約20人の小さな住宅リフォーム会社だった同社は当時、正直に言えば「働きにくい会社」だった。

2014年版「働きがいのある会社」ランキングで「小規模企業部門」の2位に入った安藤嘉助商店

 きっかけは、営業部への歩合制の導入だった。

 長らくほかの工務店の下請け企業だった安藤嘉助商店にとって、リフォーム需要が拡大していた2000年代半ばは、下請けを脱して元請けに転じる好機だった。歩合制の導入は「元請け化」のスピードを高めるための肝いりの施策。リフォームを受注した分だけ給与が増えれば現場の士気は高まると考えられたし、同じような報酬制度を設けている競合企業も多かった。実際に、年3億円ほどだった売上高はこの頃5億円まで増えた。

 一方で、歩合制は冒頭に記したような社員の過労と不和をもたらした。2007年に5代目社長に就任した安藤辰氏は、社長の自分にまで情報を隠す営業員の姿を見て痛感する。「売り上げが一時的に増えても、このままでは長くは続かない」。

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「「しんどい会社」はなぜ「働きがいのある会社」に変われたのか」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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