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「茶畑ソーラー」で二兎を追え

ソーラーシェアリングで農業と発電を両立

2014年5月1日(木)

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 2013年4月18日の本稿で、ソーラーシェアリングが日本の農業を変え、TPP対策の切り札になるとコメントした。それから1年、TPP交渉は厳しさを増す一方、ソーラーシェアリングについても、まだ数は少ないもののぼつぼつと実施例が出始めた。

 ソーラーシェアリング自体は、以前から行われていたのだが、2013年3月末に農水省から、農地の「一時転用」に関するガイドラインが示されたことにより、広く認知されることとなった。

元茶畑に太陽光パネルを

 筆者が関与するソーラーシェアリング第1号は、静岡県菊川市の茶畑ソーラー。実際には、「元茶畑」。つまり、最近まで耕作放棄地だった土地を再生し、その上に太陽光パネルを展開したものである。農作業をし易くするため、支柱の高さは通常の2倍近い2.5mとしている。

 このプロジェクトを仕掛けたのは、リーフ(静岡市、餅谷邦一社長)、茶畑を提供し実際にソーラーシェアリングを運営するのは、茶製造販売の「流通サービス」(菊川市、服部吉明社長)、そして、建設を担当したのは、千葉県船橋市のフジワラ(木村理社長)の3社である。

 日本の農業が、従事者の高齢化と後継者不足で危機に瀕していることはよく知られている。中でも、茶農家の状況は他の分野以上に深刻そうだ。菊川のソーラーシェアリング周辺でも茶畑の耕作放棄地が目立つ。

 餅谷・服部両氏は、茶産業再生の切り札としてソーラーシェアリングに目をつけた。幸い茶樹は他の多くの農産物よりも光飽和点が低い。つまり、日蔭に強い植物なのだ。特に、玉露や抹茶用の茶葉の栽培には、ある時期、直射日光を遮ってやる必要がある。そのため、農家では、遮光用の棚を作ったり、黒のシートで畑を覆ったりしている。

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「「茶畑ソーラー」で二兎を追え」の著者

村沢 義久

村沢 義久(むらさわ・よしひさ)

合同会社Xパワー代表、環境経営コンサルタント。

1974年東京大学大学院工学系研究科修了。1979年米スタンフォード大学経営大学院修了。2005年から東京大学サステイナビリティ学連携研究機構特任教授として地球温暖化対策を担当。合同会社Xパワーを立ち上げ代表に就任。2016年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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