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アニメ映画『アナと雪の女王』大ヒットのワケ

業界の既成概念を次々とぶち壊すそのスゴさ

2014年5月1日(木)

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『アナと雪の女王』は、触れるものを凍らせる秘密の力を持つ女王エルサ(左)とその妹アナ(右)の物語。東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇ほかで公開中 (C)2014 Disney. All Rights Reserved.

 米ウォルト・ディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』が、社会現象ともいえる大ヒットになっています。私も土曜日と平日の2回見ましたが、いずれも満席でした。

 この映画には、これまでの業界の常識を打ち破る多くの事実があり、関係者を驚かせています。

 それは
(1)人気の俳優やキャラクターが登場しなくてもヒットする。
(2)日本語版と英語版の両方を見る人たちがいる。
(3)映画を見ながら一緒に歌う人まで登場している。
 の3つです。

 私自身も戸惑うことがいくつもあり、取材を重ねるほど、映画の楽しみ方も時代と共に変化しつつあると感じました。

 『アナと雪の女王』は昨年11月下旬に全米で公開され、世界的にヒットしてきました。4月27日時点の世界の興行収入は11億4373万ドルで、アニメ映画としては『トイストーリー3』を抜いて、歴代1位になりました。この数字は、実写映画を含んでも第6位という輝かしいものです(表参照)。

【全世界歴代興行収入記録】
1 アバター 27億8230万ドル
2 タイタニック 21億8540万ドル
3 アベンジャーズ 15億1180万ドル
4 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 13億4150万ドル
5 アイアンマン3 12億1543万ドル
6 アナと雪の女王 11億4373万ドル
7 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 11億2370万ドル
8 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 11億1990万ドル
9 007 スカイフォール 11億0860万ドル
10 ダークナイト ライジング 10億8440万ドル
(4月28日時点 BOX OFFICE MOJO 調べ)

 もちろん日本でも大ヒット。公開された3月14日以来、7週連続して興行収入第1位。4月27日時点での累計動員は972万人を突破、興行収入は121億円を超えました。4月29日には動員1000万人を超えたと思われ、今期の興行収入ランキング第1位と予想されているのです。

コメント15件コメント/レビュー

3月末に女の孫二人(11歳と7歳)を連れて見に行きました。日本のアニメがうかうかできない との批評にさもありなんと思います。 画面の歩く後ろ姿など今までのアニメの枠を超えて、服の陰影や、肌の輝きなどVTRの画像のように感じるほど丁寧に描かれていました。 また、歌についても何回か歌われる中で、その歌詞が頭に残っていたためか、終わってからスタッフ紹介の字幕の時にも流れると、孫は足でリズムをとって、歌っていました。 昔、石原裕次郎の映画を見た若者が、肩で風を切って歩いて出てきたといわれますが、孫たちは レリィーゴー とうたってやかましいことでした。 古希を迎えた私も楽しめました。(2014/05/11)

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「アニメ映画『アナと雪の女王』大ヒットのワケ」の著者

品田 英雄

品田 英雄(しなだ・ひでお)

日経BPヒット総合研究所上席研究員

1957年生まれ。87年日経マグロウヒル(現日経BP社)入社。97年「日経エンタテインメント!」編集長。2007年同誌編集委員。2013年から日経BPヒット総合研究所上席研究員を兼任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

3月末に女の孫二人(11歳と7歳)を連れて見に行きました。日本のアニメがうかうかできない との批評にさもありなんと思います。 画面の歩く後ろ姿など今までのアニメの枠を超えて、服の陰影や、肌の輝きなどVTRの画像のように感じるほど丁寧に描かれていました。 また、歌についても何回か歌われる中で、その歌詞が頭に残っていたためか、終わってからスタッフ紹介の字幕の時にも流れると、孫は足でリズムをとって、歌っていました。 昔、石原裕次郎の映画を見た若者が、肩で風を切って歩いて出てきたといわれますが、孫たちは レリィーゴー とうたってやかましいことでした。 古希を迎えた私も楽しめました。(2014/05/11)

おじさんですが、かみさんと見に行きましたよ。字幕版を選んで、英語の原曲の良さを聞いて来ました。かみさんは吹き替え版の歌詞の方が好きだったみたいですが、私は原曲のパワフルさと歌詞のテンポの良さが好きで、スマホで動画を見ながらレリゴー、レリゴー、口ずさんでます。(2014/05/08)

的確な分析だと感じました。映画がヒットする(映画をヒットさせる)要因は、実はその内容ではなく、「どれだけ世間で話題になるか?」ということでしょう。その点、この映画は日本公開前に世界中でヒットしアカデミー主題歌賞も受賞し、ある程度の認知を得たうえで、公開後も吹き替え版、主題歌といったキーワードが良い意味で独り歩きし、客が客を呼ぶ、という現象につながったと思います。(実際、内容は傑作というほどではないと思いますし...)このヒットにヒントを得て、今後も映画界が盛り上がりますように。(2014/05/07)

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三品 和広 神戸大学教授