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“ロックスター”目指した社長が作ったデザイン家電

バルミューダ寺尾玄社長が目指す家電とは?

2014年5月2日(金)

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 バルミューダが2013年11月に発売した「Rain」は、タンクレス構造によってこれまでにない使い勝手を実現した加湿器だ。自動的に湿度を調整してくれるシンプルな加湿器にもかかわらず、なぜかWi-Fi(無線LAN)機能を搭載し、外出先からのコントロールも可能になっている。

 一世を風靡した扇風機「GreenFanシリーズ」から「Rain」に至るまでに、どのような経緯があったのだろうか。後編となる今回は、「Rain」開発に至るまでの経緯を紹介する前に、同社の大きなマイルストーンになった扇風機「GreenFanシリーズ」の開発経緯について、バルミューダの寺尾玄社長のインタビューから迫っていきたい。

ロックスターへの道に挫折し、ものづくりの道へ

バルミューダの寺尾玄社長

 寺尾社長の経歴はとてもユニークだ。ベンチャー企業の家電メーカーというと、大手家電メーカー出身で脱サラ起業、もしくは実家が町工場というケースが一般的だと思われるが、寺尾社長は若い時分に“ロックスター”を目指していたという。

 「ロックスターになろうと思って10年ほど音楽をやっていました。もう一歩でメジャーデビューというところまで行ったのですが、『夢が叶わない』とはっきり分かるときが来たのです。ではその次に何を目指すのか。音楽をやっていた時代にMacとアーロンチェアを使っており、この2つのプロダクトに非常に感銘を受けていました。デザインもいいし、使いやすく、何より役立ちます。その両立性が素晴らしいと感じていました。

 同時に、『企業』というものにも興味がありました。(サー・リチャード・ブランソンが1970年に起業した)ヴァージン・グループや、(アウトドア衣料品メーカーの)パタゴニア、そしてアップル。その創業者たちは、私にはあたかもロックスターのように見えたのです。どれも思想からスタートし、未だにそれに基づいて行動している企業です。そういった企業をよく見て調べて本を読んだりして、やるなら『メーカーという形のロックバンド』をやりたいなと思ったのです」

 高校を中退し、ロックスターを目指して音楽活動を続けていた寺尾氏が大きな挫折を味わった後に選んだ道は、「メーカーになる」という険しい道だった。

 「今だから分かるのですが、音楽をやっていたときと今と性根もやりたいこともあまり変わっていないんです。それは何かというと『人の役に立って褒められたい』っていうことなんですよ。

 最も優れた楽曲は人の役に立つほどに影響力を持ちます。つらかった青春だけどこの曲で助かった、悩んでたけど勇気づけられた……。そんな機能性まで持ちだすのです。ただ歌いたいというのではなく、人にいい影響を与えて、褒められたい。音楽を通じてやりたかったのは、今にして思うとそれだったんですね。それは(家電メーカーになった)今も変わっていません」

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「“ロックスター”目指した社長が作ったデザイン家電」の著者

安蔵 靖志

安蔵 靖志(あんぞう・やすし)

IT・家電ジャーナリスト

ビジネス・IT関連出版社を経てフリーに。AllAbout「パソコン周辺機器」「iPad」などのガイドを務めるほか、KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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