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「東北第2トヨタ市」で始まった挑戦

昭和シェル、世界最高の太陽電池を作る

2014年4月30日(水)

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昭和シェル石油の太陽電池子会社、ソーラーフロンティアは工場の新設を進めている

 仙台市中心部から東北自動車道で30分。宮城県大衡村には、トヨタ自動車東日本の本社と工場を中心に、数多くの部品メーカーや物流拠点などが連なる。

 日経ビジネスは4月28日号の特集「『知』のケイレツで蘇るニッポンの工場」で、トヨタを中心に新たな産業集積が進む大衡村一帯を「東北第2トヨタ市」と名付けた。

 知のケイレツとは、資本や商流をベースにして固定的に結びついた従来型のケイレツとは違う。直接の取引がない企業間であっても、生産現場を舞台に設備や従業員の知恵が交流し、モノ作りのイノベーションが起きる。

 業種や規模が違う企業、または人のつながりから、新しいアイデアやノウハウを生み出すのだ。東北第2トヨタ市もその1つといえる。

 今のところ工場団地の大半を自動車産業が占めるが、インフラが急速に整備されている大衡村の立地条件に惹かれ、自動車以外の工場も進出を始めている。そして、東北各地には電機の工場も多かった。

 トヨタ自動車東日本の工場と道を挟んだ場所で建設が進むのが、昭和シェル石油の太陽電池子会社、ソーラーフロンティアの東北工場だ。

 東北工場への投資額は130億円。今年3月に着工し、2015年4月に生産を始める計画だ。一方で、ソーラーフロンティアは4月23日、米国ニューヨーク州で新工場建設に向けた検討を進めていることを明らかにした。

 なぜソーラーフロンティアは、東北工場が完成しないうちに米国工場の建設検討を始めたのか。

東北にあえて「モデル工場」を作る

 ソーラーフロンティアの主力工場は宮崎県国富町にある。年産900メガワットと、国内の太陽電池工場としては屈指の生産能力を誇る。一方、東北工場の生産能力は150メガワット。国富工場の6分の1しかない。

 規模は小さいが、生産コストを国富工場に比べて30%引き下げる目標を掲げている。

 新しい生産プロセスが安定して稼働することを確認し、コストが目標に達したら、次なる大規模工場の新設を正式に意思決定する腹積もりだ。その大規模工場は2017年中の稼働を目指しており、最有力地が米国ニューヨーク州というわけだ。

 東北の150メガワットという生産規模は、生産ライン1本分に相当する。次なる大規模工場には複数の生産ラインを作るとみられる。

 とはいえ、海外に工場を作る計画があるなら、はなから海外で立ち上げる方が時間とコストを圧縮できるのではないかという疑問が沸いてくる。

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「「東北第2トヨタ市」で始まった挑戦」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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