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90億人の胃袋を満たすための5つの提言

2050年、地球にやさしく食料を確保するために

  • ジョナサン・フォーリー/環境科学者

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2014年5月12日(月)

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米国カリフォルニア州グリーンフィールド近郊のバセッティー農場で、セロリの収穫が進む。セロリは米国内に出荷されるほか、アジアに輸出される。ここサリナス・バレーは「米国のサラダボウル」と呼ばれる野菜産地。この一帯では干ばつが続いているが、長引けば、農業用水に使う地下水が不足するおそれもある。(Photograph by George Steinmetz / National Geographic)

 世界の人口は、2050年までに今より20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。地球環境に負担をかけずに、十分な食料を確保できるのか。

大規模農業か、地産地消+有機農業か

 この問題にどう対処すべきかについては、議論が真っ二つに分かれている。一方は、化学肥料や農薬を使って大量生産した作物を世界規模で流通させる、大規模農業を支持する陣営。もう一方は、地産地消と有機農業に未来があるとする陣営だ。

 大規模農業の支持者は、機械化や灌漑施設の整備、化学肥料の使用や遺伝子組み換え技術の導入で増産を達成できると主張する。この考えは正しい。

 一方、地産地消と有機農業の支持者は、化学肥料や農薬に頼らずに土壌を改良する技術を使えば、貧しい国々の小さな農家は収穫量を大幅に増やし、貧困から抜け出せると主張する。この意見も正しい。

コメント4件コメント/レビュー

「 世界の農業は、トヨタに学ぶべき 」地球環境に負担を掛けないで食糧生産を高める方法と言っても、既に今日の工業社会では当たり前にやっている事ばかりの様に思います。工場を拡大せず生産効率・販売効率を高める。その為のコンピュータ管理、生産システム作り、ラインの近代化や物流システムの見直し、皿には在庫圧縮作戦まで涙と汗を絞って来ました。そうしてかっての日本企業は、世界を相手に戦って来たのです。一方1993年のウルグアイラウンド後、農業対策費として六年間で六兆円もの資金が費やされた日本の農業は、二十年経った現在も国際競争力を高めることなく、今秋田では農業関係者の自殺が増えているといいます。しかし世界には国土が日本の九州と同じ位しかない欧州の小国オランダでも、植物工場を中心に農産物の輸出が世界二位と驚愕の力を誇る国もあります。効率化は日本のお家芸、今世界の農業は、トヨタに学ぶべきです。(2014/05/13)

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「 世界の農業は、トヨタに学ぶべき 」地球環境に負担を掛けないで食糧生産を高める方法と言っても、既に今日の工業社会では当たり前にやっている事ばかりの様に思います。工場を拡大せず生産効率・販売効率を高める。その為のコンピュータ管理、生産システム作り、ラインの近代化や物流システムの見直し、皿には在庫圧縮作戦まで涙と汗を絞って来ました。そうしてかっての日本企業は、世界を相手に戦って来たのです。一方1993年のウルグアイラウンド後、農業対策費として六年間で六兆円もの資金が費やされた日本の農業は、二十年経った現在も国際競争力を高めることなく、今秋田では農業関係者の自殺が増えているといいます。しかし世界には国土が日本の九州と同じ位しかない欧州の小国オランダでも、植物工場を中心に農産物の輸出が世界二位と驚愕の力を誇る国もあります。効率化は日本のお家芸、今世界の農業は、トヨタに学ぶべきです。(2014/05/13)

地産地消と有機農業の支持者はそうして出来た農産物を購入して食せば良い。それよりも大規模農業で農薬や遺伝子組み替え作物を安く買って食べたい人はそうすれば良い。農薬を使っていると言っても、国が安全と認めた範囲での利用だし、夫々の個人の考え方が違うのは当然だし、収入も一定ではない。日本国内では認められていないが、日本以上に食の安全に敏感なアメリカが遺伝子組み換え作物は生産性を上げる最大の武器として、その比率を高めている。本当のところ、何が安全で何が体に良くないかは見極められている訳でもない。中国では、他の国で行っていない「狂牛病ワクチンを打った牛だから安全」という事まで行われている。これも食料自給を安定して上げる有力な方法ではある。全ての事を解き明かす事が出来ない以上、ある部分は個々人の責任とリスクで判断してどの様な食料を摂るのか決めさせるのも手だ。その代わり、区分表示を偽った場合の罰則は極めて重い禁固刑等を科する法律も用意しないと行けない。国も「絶対安全な物以外入れさせない」と頑な態度を続けるよりも、信頼出来る国々が安全と定めたものであれば、その事を明示する事を条件に受け入れたら良い。例えば「この作物はアメリカ政府が認めた遺伝子組み換えで生産されたものです。」等々。これを食べ続けて、問題が起こった場合はアメリカ政府を相手に訴えを起こさなければらない。日本政府が丸抱えで何もかも保証するやり方は、土台無理な話なのだ。(2014/05/13)

サハラ砂漠に植物工場でも作るか♪(2014/05/12)

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