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半ズボンスーツは普及するか?

海外コレクションやザ・スーツカンパニーにも登場

2014年5月14日(水)

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 5月に入って今年もクールビズが開始された。このクールビズはなんだかんだと言いながら10年間続いており、すっかり定着した感がある。

 クールビズは主に男性に向けた提案である。男性は元来、真夏の炎天下でもスーツのジャケットを着こみ、ネクタイで喉元を閉じるのが正装とされていた。オフィス内は冷房されているものの、その装いで涼しさを感じるためにはかなり低めに温度設定する必要がある。体感温度の問題なので個人差はあるだろうが、その装いで涼しさを感じるためには、個人的には23度~24度程度が快適だと考える。ところが、女性社員は薄着であるため、24度の冷房設定ではかなり冷えてしまう。夏場の冷房対策は多くの女性社員にとって切実な問題だった。

 冷房温度を28度設定にしようとするなら、ジャケットを着用すべきではないし、ネクタイも外した方が涼しい。当然、長袖シャツよりも半袖シャツを着用した方がさらに快適である。筆者はスーツでの勤務も、カジュアルでの勤務も両方経験したことがあるが、比べてみると体感温度はまったく異なる。冷房好きの筆者ですらクールビズに類したカジュアルスタイルで勤務すると、25度でも体が冷えてしまう。26度程度が快適だった。

 さて、毎年、クールビズではドレスシャツ(ワイシャツ)の長袖・半袖論争が繰り広げられている。ファッション好きには欧米の着こなしを理想とされている方が多く、彼らは「半袖シャツは邪道」と見る。その理由は欧米では長袖ワイシャツが正統とされているからである。

 一方、クールビズ支持派は、冷房温度を28度に維持するためには半袖シャツ着用が望ましいと考えている。筆者もクールビズを支持する。ここは欧米ではなく日本なので、高温多湿な日本の夏に対応した服装で勤務するのが当然だと考えている。また真夏の電力需要を軽減させるためにも冷房はある程度節約せねばならないので、半袖シャツ着用の方が効率的だとも考える。

 両派の言い分は現在も平行線をたどっており、和解することはないと感じる。結局のところ、投げやりな言い方だが、お互い好きなようにするほかはないだろう。

クールビズの源流は、羽田・元総理の半袖スーツ

 ところで、クールビズの源流ということになると、羽田孜・元総理の半袖スーツだろう。ご本人は「省エネスーツ」と呼ばれていたようだ。冷房温度を高めに設定し、省エネを推進させるために考案したのだから、現在の「クールビズ」と考え方は同じである。羽田・元総理の半袖スーツは、半袖ワイシャツにネクタイを締め、その上から半袖ジャケットを羽織るというスタイルだった。

 筆者は残念ながら、このスタイルをしたことがないのでどれくらい涼しいのか体感したことがない。半袖シャツとはいえ、ネクタイを締めてその上から半袖ジャケットを羽織るのだから、今のクールビズよりはずいぶんと暑いのだろうと想像する。ただし、半袖なので普通のスーツよりは幾分か涼しいのではないかとも想像できる。

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「半ズボンスーツは普及するか?」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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