• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「鈴虫の鳴き声まで聞こえる?」 ドコモがVoLTEで高音質通話

料金は従来と同じ、キャリア間接続は不透明

2014年5月14日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 5月14日、NTTドコモが新サービス「VoLTE(ヴォルテ)」を発表した。

 VoLTEとは、音声通話を高速データ回線であるLTEネットワークに流すというものだ。すでに韓国で商用サービスが始まっているが、日本でもNTTドコモが最初にサービスを開始することになる。

 では、VoLTEにはどんなメリットがあるのだろうか。

 まず、一つ目は「音質が圧倒的に良くなる」という点だ。従来の3G回線による通話は、送受信できる周波数帯が300Hz~3.4KHzに限られているのに対し、VoLTEでは50Hzから7KHzと広くなっている。特に違いが出るのが、男性に比べて高めの音域の傾向が強い女性の声だ。実際にVoLTEで聞いてみると実にクリアに相手の声を聞くことができ、正直、ちょっと驚いたほどだ。

 韓国では「鈴虫の鳴き声まで聞こえる」というフレーズでアピールされているのだが、まさにクリアでこれまで聞き取れなかったような音域までもVoLTEでは伝えることができる。

 また、「ビデオコール」にも対応し、相手の顔や状況を映像で見ながら会話するといったことが可能だ。NTTドコモでは過去にFOMAのテレビ電話サービスを提供していたが、それよりもブロックノイズが少なく、高音質で会話することができる。

音声通話をしながらのテザリングも速い!

 音声通話やビデオコールは、LINEなどでも提供されているが、VoLTEの場合は、ネットワーク環境の影響を受けにくく、音声を優先的に制御する仕組みが備わってる。繁華街などの混雑した状況の場合、LINEでは音声の途切れや遅延などが発生するケースがあるが、VoLTEであれば、そうした影響を受けにくく、安定した通話が継続されるとしている。

 また、発信においても、従来は相手に接続するまで6~8秒程度必要であったが、VoLTEにおいては3秒程度で接続できる。

 さらに、「高速マルチアクセス」として、通話中でも高速インターネットが利用できるというのも魅力とされている。従来でも、通話中のインターネット利用は可能であったが、通信速度が最大384kbpsに制限されていた。VoLTEであれば、最大150Mbpsとなるため、普段のネット利用と変わらぬ速度で楽しめるというわけだ。音声通話をしながら、テザリングでノートパソコンを使う、というシーンに威力を発揮しそうだ。

 ただし、使っていく上で気をつけなくてはいけないポイントがいくつかある。

 VoLTEは、LTEネットワークを使って通話するため、当然のことながら、3Gエリアでは利用できない。もし、LTEにつながってVoLTEで通話できていても、通話中に移動してしまい3Gエリアに来てしまったら、通常の3G回線に切り替わってしまう。その時はもちろん音質も落ちるということになる。その後、LTEネットワークに戻っても、通話は3Gが維持されるので注意が必要だ。

コメント0

「石川温の「スマホニュース斜め読み」」のバックナンバー

一覧

「「鈴虫の鳴き声まで聞こえる?」 ドコモがVoLTEで高音質通話」の著者

石川 温

石川 温(いしかわ・つつむ)

スマホ/ケータイジャーナリスト

1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授