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フレンチフライと呼ばないで!

ベルギー人、誇りの味

2014年5月30日(金)

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 「あの行列は何だろう!?」

 3月上旬、千葉の幕張メッセで開催された「FOODEX JAPAN」を訪れたときのことだ。フーデックスは毎年、世界80の国と地域から約2800の食品・飲料メーカーなどが出展する、アジア最大級の食品・飲料展示会。つまり、メーカーとバイヤーの商談が主な目的なのだが、世界各国の食が集まると聞いて、編集Tさんと取材にやってきたのである。

ベルギーでは毎日ポテト

 Tさんが指さす方を見ると、ベルギー王国の出展ゾーンの一角で人びとが列を成している。並んでいる人に尋ねたところ、「揚げたてのポテトが試食できる」とのこと。「それほど珍しくはないな……」と思ったが、「私、無類のポテト好きなんですよ!」と目を輝かせるTさんに連れられて最後尾に並んだ。

 しばらくして順番がまわってきた。何種類かあるが、どれも一口サイズで丸っこい。いち早く口の中に入れたTさんが、「うまい!」と感嘆の声をあげたので、慌てて口の中へと放り込む。まわりは熱々のサクサクだが、中はとてもクリーミー。マッシュポテトを揚げたもののようで、ほんのりと甘く、疲れを癒してくれるようなやさしい味わいに、思わず顔がほころんだ。

 「もう一回、並んできます!」

 言うが早いか、Tさんが並びに行ってしまったので、出展者に話を聞いてみた。出展していたのは海外の食品などを輸入・販売している日本の会社で、主力商品であるベルギーのポテトを紹介しているという。担当の方の話では、ベルギーの人たちは毎日ジャガイモを食べていて、ジャガイモの加工会社も多く、加工商品の生産量は世界一、二を争うそうだ。

フーデックスで食べたマッシュポテトのフライ。この商品をつくっているベルギーのジャガイモ加工会社「ルトサ」では9割がベルギー産のジャガイモを使用。150種類以上の加工品があり、世界110ヵ国に輸出している

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「フレンチフライと呼ばないで!」の著者

中川 明紀

中川 明紀(なかがわ・あき)

ライター

講談社で書籍、隔月誌、週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動をスタート。インタビュー記事を中心に、雑誌や電子出版物で活躍している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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