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読んで学んで、今日も生き抜こう

教育についてじっくり考える本

2014年6月2日(月)

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 2012年10月から連載を続けてきた当コラムが、加筆・修正のうえ書籍になります。その名も『ビジネスに効く最強の「読書」』。6月9日発売です。オリジナル選書・コンテンツも含め大幅に加筆修正し、絶賛予約受付中。ぜひお読みください!

 皆さんこんにちは。月に1度の読書コラムです。

 6月のテーマは教育です。これまで、教育をテーマにしたことはありませんでしたね。
 次世代の育成は社会の基盤づくりそのものです。技術論ばかりがメディアを賑わすことが多いですが、そもそもの教育の本質について思いをめぐらせてみることにしましょう。

 1冊目は、脳科学者である東京大学准教授、池谷裕二さんの本です。『単純な脳、複雑な「私」』。

 このコラムでも以前、池谷さんの本を紹介したことがあると思います(『脳には妙なクセがある』)が、池谷さんは、日本最高の脳科学者の1人ですから、何度紹介しても構わないと思っています。

 教育とは、結局人間の脳を教育するということです。本格的な教育論に入る前に、アイスブレークとして、その人間の脳みそがどういったものなのかをおさらいしておいた方がいいと思います。この本は、池谷さんが母校の高校生に講義した内容をベースに書かれたものです。高校生に分かる言葉で書かれていますが、内容は世界の最先端です。

「勘ピュータ」には根拠があった!

 内容は、これまでなんとなく感覚的に理解していたことが明快に説明されている部分も数多く、目を開かされること請け合いです。

 人が、脳を教育する必要があるのはなぜでしょう。教育が有効であるのは、脳には「可塑性」、すなわち痕跡を残しながら変化していく特質があるからだ、という点がまず示されます。そして、最新の知見から分かった「非合理」の「合理」が明らかにされます。

 例えば、直感の精度が高く、「勘ピュータ」の優れた経営者がたまにいますが、この直感をつかさどるのが基底核というところです。この基底核には、「大人になっても成長を続ける」という性質があります。池谷さんは、「私たちが学習したり、人生で経験したりすることの意義は、基底核、つまり『直感力』を育むという側面があるのではないか、と私は思いたいんです」と本書で述べています。

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「読んで学んで、今日も生き抜こう」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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