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アリババの米国上場に見るこれからの中国企業

2014年5月28日(水)

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 今月6日 、米財界をあるニュースが駆け巡った。

 中国版のアマゾン(米ネット通販大手)と言えるアリババグループ(以下アリババ)が米国市場で新規株式公開(IPO)の申請をしたのだ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するのか、ナスダックに上場するのは未定だが、IPO自体はほぼ間違いないだろう。

 中国の一企業が上場することが大きなニュースなのではない。米財界が危惧するのは、アリババの進出が米国市場にどこまで影響を及ぼすかという点である。アリババはこれまでも世界中で多くのユーザーを獲得しているが、米国市場でのIPOは、米市場に本格的に進出するためののろしと見て差しつかえない。

 アリババの企業としての力は既に計り知れないほど強大だ。少し、数字を示したいと思う。

 アリババが持つ通販サイト「淘宝網(タオバオワン)」は既に世界一の取扱高を誇っている。ちなみに同社の2013年の取扱額は2480億ドル(約25兆円)で、アマゾンと米イーベイの合計よりも多い。

 中国国内の電子商取引(Eコマース)でのシェアは80%に達している。中国のEコマース市場は既にアリババが独り占めしていると言えるほどの強さなのだ。

 加えて13年4月~12月期決算の売上高は65億1100万ドルで、最終利益は28億2000万ドル。利益率43%という驚異的な数字を残している。イーベイの17.8%と比較して驚異的ですらある。

 これほどの力を持つアリババがどういう経営戦略で米市場に進出してくるのか、多くの人が注目している。アマゾンやイーベイといったネット企業だけでなく、米財界全体が憂慮するのも無理はない。

「ITの門外漢だったことが幸いした」

 創業者である馬雲(ジャック・マー)氏(49歳)は昨年、米国でのIPOを前に最高経営責任者(CEO)から会長へと退いている。

 西側メディアからのインタビューにほとんど応えないため、今後どのような展開を考えているのか明確に見えないが、世界を視野に入れていることは間違いなさそうだ。

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「アリババの米国上場に見るこれからの中国企業」の著者

堀田 佳男

堀田 佳男(ほった・よしお)

ジャーナリスト

1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社勤務後、90年にジャーナリストとして独立。政治、経済、社会問題で取材活動をつづけ、滞米25年後に帰国。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官