• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「仲良し職場」より「ビジョン共有職場」

「ユニーク制度」だけでは働きがいは生じない

2014年6月5日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 このところ流通サービス業や建設業などを中心に、人手不足が事業継続に影響を及ぼすケースが目立っている。優秀な人材を確保し、定着してもらうには、従業員の「働きがい」を高めることが不可決。「働きがいのある会社」ランキング調査を実施しているGreat Place to Work ® Institute Japan (GPTWジャパン)の今野敦子シニアコンサルタントに、ランキング上位企業の共通点や、従業員の働きがいを向上させるためのポイントなどを聞いた。

(聞き手は西頭 恒明)

最近、流通サービス業などを中心に人手不足が話題に上っています。いわゆる「ブラック企業」に対する批判も高まっており、従業員の「働きがい」の向上が企業の重要な課題になっています。「働きがいのある会社」ランキングに対する関心も高まっていますか。

「優秀な人材を集めるには、企業文化や理念の明確な発信が欠かせない」と語るGPTWの今野敦子シニアコンサルタント

今野:以前なら企業から発信される情報だけを頼りに、就職希望者は就職活動をしていましたが、最近ではいろいろな情報を得られるようになっています。採用される側同士の情報網や、既にその会社で働いている人からも情報が入ってきます。私どもの「働きがいのある会社」の調査も、まさにその会社で働いている方の声が反映されています。従業員が認めた、満足度の高い職場という情報は、就職先を考える際に非常に有用です。企業の方も、その重要性を意識しています。

 米国では最近、「タレントブランド」という言葉が注目されています。その会社がどんな商品やサービスを提供しているのか、報酬はどのくらいかといったことも応募の決め手になりますが、それ以上に、どれだけ働きがいを持って働けるのかを重視するようになっているんですね。

日本でも就活をしている学生などが、職場の雰囲気とか、「この人たちと一緒なら楽しく働けそうだ」といったことを、就職先を選ぶ時に重視する傾向が見られます。

今野:タレントブランドは、それとはやや異なります。自分が貢献できるような仕事に就けるのか、ここでいかに活用してもらえるのか、機会があるのかといった点を重視するということです。単に仲間と気が合うかではなく、自分がどれだけ組織にコミットメントできるかが大事なんですね。

 では、それは何に関連しているのかと言うと、まず、企業文化や企業理念、ビジョンに共感できるかどうか。そして、その文化やビジョンの下で、自分が培ってきた力を組織のために発揮して、新しい価値を生み出すことができるかを見極めるようになっています。そういったことを成し遂げられる場としてのブランド力があるかどうかを企業は問われます。

 ですから、企業は理念やビジョンを明確に発信していかないと、優れた人材は集まりにくいし、採用できたとしても定着もしにくくなると思います。逆にそれがはっきりとしている企業ならば、すごく有名だったり、給料が高かったりしなくても、人材が集まってきます。中小企業でも、そういった面で成功している企業はあります。

コメント2

「働き方革命 「超時間労働」が日本を救う」のバックナンバー

一覧

「「仲良し職場」より「ビジョン共有職場」」の著者

西頭 恒明

西頭 恒明(にしとう・つねあき)

日経ビジネス副編集長

1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

本音と建前が違うことが問題の温床になっている。

川野 幸夫 ヤオコー会長