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必然だったコートジボワール戦の敗北

新たに浮かび上がった日本の左サイドの攻守の問題

2014年6月19日(木)

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コートジボアール戦の後半、ボニーに同点ゴールを決められる。喜ぶボニーとドログバ。うなだれる内田と川島(写真:ロイター/アフロ)

 アメリカでの強化試合で上昇気流を掴めず満身創痍でブラジルに乗り込んだザックジャパンは、ワールドカップ初戦でアフリカの強豪コートジボワールと対戦した。

 注目された先発メンバーには、中盤のダブルボランチには長谷部がなんとか間に合い、その相方には遠藤ではなく山口蛍を、さらにセンターバックには今野ではなく森重を起用した。中盤の守備を強固にし、ディフェンスラインにも高さを加え失点のリスクを回避するために守備を強固にした印象を受けた。

 一方で、ワントップには大迫を起用し前線でボールを落ち着かせ攻撃の起点を作ろうと試みた。復調を期待された本田の鮮やかなゴールで前半の早い時間で先制するも、後半のドログバ投入で攻撃に厚みを加えたコートジボワールに立て続けに2点を奪われ逆転を許すと、最後まで日本らしいパスサッカーは影を潜めて、初戦で勝ち点を得ることはできなかった。

 試合後のインタビューでも「日本らしいサッカーができなかった」というコメントが多くの選手から聞かれた。同じようなボールポゼションからのパスサッカーを高いレベルで表現するスペインがオランダに大敗した映像が選手の脳裏にどれほど残っていたのかわからないが、身体能力で日本を遥かに上回るコートジボワールを過剰に意識し、自分たちのスタイルを見失っていたことは確かである。

 仮想コートジボワールで挑んだ直前のザンビアとの強化試合とは様子が一転し、躍動感のないザックジャパンに対して誰もが何かがおかしいと感じただろう。強化試合や地域予選とは異なりワールドカップ本番では計り知れないプレッシャーと、独特の雰囲気があるに違いない。

 ピッチに立つ数名の選手はもちろんのこと、ザッケローニもワールドカップの舞台は初めて。その初戦、加えて本調子ではない選手たちを指揮して、本来の攻撃サッカーを展開することができなかったのではないだろうか。

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「必然だったコートジボワール戦の敗北」の著者

永野 智久

永野 智久(ながの・ともひさ)

スポーツアナリスト/アンドスポーツ代表

「巧みなワザやコツの可視化」をテーマにスポーツ選手のパフォーマンスを定量的に評価する研究に取り組んでいる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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