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10人のギリシャ相手に敗北に等しいスコアレスドロー

圧倒的に支配したギリシャ相手にも、未だ見えない日本らしさ

2014年6月24日(火)

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ギリシャ戦の前半38分に、ギリシャ中盤のカツラニスが2枚目のイエローカードをもらい途中退場。ギリシャは10人になった。だが日本は攻めきれずスコアレスドローに終わった(写真:ロイター/アフロ)

 ワールドカップブラジル大会の初戦でコートジボワールに逆転負けを喫し、グループリーグ突破に後のないザックジャパンは、同じく初戦でコロンビアと対戦し敗れたギリシャと対戦した。

 この試合で負けるとグループリーグ敗退が確定、引き分けると第3戦でのグループリーグ突破が自力では難しくなる。是が非でも勝ち点3を獲りたいザッケローニ監督は、初戦で攻守にパフォーマンスが低調だった香川をスタメンから外し、代わりに大久保を中盤の右で起用し、ギリシャの右サイドの攻撃に備えて、これまで中盤の右で起用されていた岡崎を左に回し先発メンバーに変化を加えてきた。

 試合序盤は日本がボールを支配していたが、すきを見て堅守速攻のギリシャもカウンターから幾度か日本のゴールに向かってきた。ところが、前半38分にこの試合で2枚目のイエローカードをもらったギリシャの中盤のカツラニスが退場となり、ギリシャの選手たちはそれまで以上に堅守の意識をピッチ上で表しはじめた。

 10人のギリシャ相手に後半開始から遠藤、その後香川を投入し得点を奪う姿勢を強化したが、ボールは支配するものの、ギリシャの堅守を打ち破ることはできなかった。結局、90分を通してゴールを奪うことはできず、敗北に等しいスコアレスドローとなってしまった。

 初戦の消極的な試合内容を省みて、この試合こそは「日本らしいサッカーをしたい」という監督や選手からのコメントが多く聞かれたが、結果はスコアレスドロー。昨年の東欧遠征(セルビア戦、ベラルーシ戦)以来の無得点という結果に初戦以上のフラストレーションを感じたのではないだろうか。

 失点してもそれを上回る得点を奪えばよいと考えていたが、予想せぬギリシャ選手の退場もあり、10人のギリシャがよりコンパクトに守備を再編し、ゴール前に強固な高い壁を築くことになった。その壁を越えようと試みたサイドからの再三のクロスボールは弾き返され、さらには、試合終盤の急造パワープレーはチグハグさを感じずにはいられなかった。

 先発メンバーでは、それまで中盤の右で起用され現代表メンバーでは最多得点を挙げている岡崎を左に配置した。初戦で課題とされた守備の役割を補完し、一見、攻守のバランスをとったかのように見えたが、中途半端な配置変更が何らかの影響を及ぼし、これまで固定して積み重ねていた日本らしい攻撃スタイルに多少のズレを生じさせていたのかもしれない。ギリシャ戦についてデータを見ながら振り返り、第3戦コロンビア戦で勝利し、奇跡が起こることを願いたい。

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「10人のギリシャ相手に敗北に等しいスコアレスドロー」の著者

永野 智久

永野 智久(ながの・ともひさ)

スポーツアナリスト/アンドスポーツ代表

「巧みなワザやコツの可視化」をテーマにスポーツ選手のパフォーマンスを定量的に評価する研究に取り組んでいる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授