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コロンビア戦で見えた日本のパスサッカー最後の課題

グループリーグ突破に足りなかった「日本らしさ」

2014年7月2日(水)

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コロンビアに1-4で完敗し、ピッチを去る本田(写真:AP/アフロ)

 グループリーグ突破に僅かな可能性を残していたザックジャパンは、すでにグループリーグ突破を決めていたコロンビアと対戦した。前の試合から先発メンバーを大幅に入れ替えたコロンビアから先制点を奪うべく、開始早々から攻勢に出るも、前半17分、逆に一瞬の隙を突かれPKの判定から先制点を許す苦しい展開となった。

 前半終了間際に岡崎の同点ゴールが決まり、このまま攻勢に出ればとハーフタイム中には大いに期待を持たせたが、後半開始から交代出場したロドリゲスにパスを集めるコロンビアを抑えることができず追加点を許すことになった。

 その後は、攻めるしかない日本に対してカウンターで応戦するコロンビアという展開で試合が進み、終わってみれば1-4で完敗。グループリーグ3試合の中では一番自分たちらしいサッカーができたという声も聞かれたが、3試合の中で一番、真剣勝負の中で世界との差を改めて実感する内容となった。

積極的な攻撃の姿勢は見られたが

基本スタッツ
2014年W杯 GL(3)日本 vs.コロンビア
※パスのデータはセットプレー除いて集計
※A3rd:アタッキングサード
※PA:ペナルティエリア

 上の表は、コロンビア戦の基本スタッツを示したものである。ボール支配率ではコロンビアを上回り、シュート数、アタッキングサードでのパス数では2倍の数値を記録した日本だが、ゴール数では大きく逆転された数値を記録した。コロンビアがいかに効率よくカウンターサッカーで得点を重ねたかが記録としてもうかがえる。コロンビアの約2倍のシュートを放ちながらも、その決定力の低さがこの試合を決定づけた大きな要因だろう。

【日本】チームスタッツ比較
※PA:ペナルティエリア

 また、上の表に、W杯グループリーグと、直前の強化試合(ザンビア戦)、昨年のコンフェデ杯(イタリア戦)の日本のチームスタッツを抜き出した。W杯グループリーグでは試合を重ねるごとにPA進入回数、シュート数が増加していた。特にPA内シュート数がギリシャ戦から倍増した点は、意識してPA内に進入した結果だろう。ただし、PA内シュート数をはじめ、パス数とパス成功率、敵陣でのショートパス成功数ではコンフェデ杯イタリア戦には及ばなかった。日本の攻撃サッカーを表現できたかというとそうではなかったようである。

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「コロンビア戦で見えた日本のパスサッカー最後の課題」の著者

永野 智久

永野 智久(ながの・ともひさ)

スポーツアナリスト/アンドスポーツ代表

「巧みなワザやコツの可視化」をテーマにスポーツ選手のパフォーマンスを定量的に評価する研究に取り組んでいる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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