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デンソーモノづくり革新が目指す2つの「半減」

エアコンで始まった共通化の効果とは

2014年7月4日(金)

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 トヨタ自動車が進める新たなクルマの開発手法、「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」。実際にクルマが登場するのは来年以降となる。ただ、グループ会社では部品の共通化を通じた具体的なメリットが見え始めている。

デンソーが開発した新型カーエアコンユニット

 トヨタ自動車が昨年11月に発売したSUV(多目的スポーツ車)「ハリアー」と今年1月に発売したミニバン「ノア/ヴォクシー」。この2つのモデルで、トヨタでも初めての試みがなされている。それが、エアコンユニットの共通化だ。

 エアコンユニットの開発と製造を担当するのが、カーエアコンで世界シェア3割を握るデンソー。同社は昨年、「ヴィッツ」クラスの小型車から高級セダンやSUVまで、大半の車種でそのまま使える世界初の共通エアコンユニットを開発した。今後は、トヨタ以外の自動車メーカーにも搭載される予定だ。

 トヨタは「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」と呼ぶ新たな新車の開発手法を導入している。それが反映された新車が出てくるのは来年以降となるが、部品レベルではその成果が見え始めている。エアコンユニットの共通化は、その一例だ。

 TNGA効果がどのようなものか。それは、デンソーが狙う2つの「半減」が象徴している。

 1つ目の半減。それが、開発に投じる人数や時間といったリソースだ。デンソー熱機器開発1部の栗山直久・開発2室長は「これから出る複数の車種への搭載を想定した開発となるため、最初に投入するリソースは多くなるが、搭載車種が増えるに従い効率化が進められる。最終的には開発効率は2倍にしたい」と話す。

 クルマに欠かせない構成要素として数十年も存在し続けてきたエアコンの開発効率を一気に2倍にする。それは、これまでいかに非効率な開発を強いられてきたかを如実に示している。

 エアコンユニットは運転席周りの内装部品であるインストルメントパネル(インパネ)内部に組み込まれる。車種が変わればインパネ内部の構造が変わる。その構造に合わせたエアコンユニットを開発する必要がある。また、最近ではカーナビ類などの情報機器が同じインパネ内で“幅を利かせて”おり、エアコンは肩身が狭くなっている。

 一方で、クルマの燃費向上のために省電力化を進めねばならず、エンジンがストップすることもあるHV(ハイブリッド車)などのために、静音化も欠かせない。エアコンメーカーにとっては、少ない利益を確保するために、多くの手間をかけなければならない状況が続いてきた。

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「デンソーモノづくり革新が目指す2つの「半減」」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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