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SIMロック解除、義務化の“本気度”

総務省はキャリアからの反発を押し切れるか

2014年7月10日(木)

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 総務省は、2015年度にもSIMロック解除を義務化する方針を明らかにした。2010年にもSIMロック解除が導入されたものの、積極的に対応したのはNTTドコモだけで、KDDI、ソフトバンクとも消極的な態度を示した。

 結果、SIMロック解除は盛り上がることなく、終息の方向に向かいつつあった。さらに、イー・アクセスがソフトバンク傘下に入ったことで、キャリアは大手3グループ体制となり、競争環境が後退。総務省としては、携帯電話業界が寡占状態となり、競争が鈍化することを懸念し、SIMロック解除に本気になったようだ。

 2010年時点において、SIMロック解除の機運が高まったのは、やはり「iPhone」の存在が大きかったろう。当時、iPhoneはソフトバンクモバイルが独占的に販売していたが、一方で、ネットワーク品質に不満を感じているユーザーが多かった。

 そのため「NTTドコモのSIMカードでiPhoneを使いたい」というユーザーが後を絶たなかった。

 しかし、孫社長は、一部の不人気機種のみでSIMロック解除に対応しただけで「SIMロック解除にはニーズにはない」と、世間の期待を一蹴。これによって、SIMロック解除を求める声も少なくなっていった。

 さらに2011年にはKDDIがiPhoneを発売。続いて、2013年にNTTドコモがiPhone販売に参入。ソフトバンクのネットワークがプラチナバンドの導入で、かなり改善した。そのため、わざわざSIMロックを外して、SIMフリーの状態にしたiPhoneをNTTドコモのSIMカードで使いたいという声もなくなった。

 しかし、2014年になって、突然、降って沸いてきた「SIMロック解除義務化騒動」。実は確かにSIMロック解除を義務化するには絶妙なタイミングだったりもする。

 現在、販売されているiPhone5sならびにiPhone5cは、工場からの出荷段階では、どこのキャリアでも使える状態だとされている。日本国内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクで取り扱われているが、全く同じものが各キャリアに納入されている。

 どうやら、iPhone5s/5cを契約したときに、キャリアのSIMカードを挿入すると、キャリアの設定ファイルが落ちてきて、そのキャリアのSIMロックがかかるという仕組みなのだ。つまり、逆にiPhone5s/5cのSIMロックを外すのは難しいことではなく、かなり簡単に外せると推測される。

 ちなみに、アップルストアではSIMフリー版のiPhone5s/5cが販売されているが、当然ながら、国内3キャリアのSIMカードは問題なく利用することが可能だ。

コメント2件コメント/レビュー

本体ゼロ円で通話料が果して安いのか高いのか分からない、また大手3社が談合したかのような金額や料金システム。SIMフリー端末でやっと日本のケイタイ業界の異常さが少し是正される。(2014/07/10)

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「SIMロック解除、義務化の“本気度”」の著者

石川 温

石川 温(いしかわ・つつむ)

スマホ/ケータイジャーナリスト

1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

本体ゼロ円で通話料が果して安いのか高いのか分からない、また大手3社が談合したかのような金額や料金システム。SIMフリー端末でやっと日本のケイタイ業界の異常さが少し是正される。(2014/07/10)

端末の抱き合わせ販売をいい加減にやめろよ。海外ではSIMカードはキャリア、端末は電気店等で別々が当たり前。その時々で安いキャリアが使えるので便利です。プリペイド式のSIMはお子様向けに便利だと思うよ。端末メーカーだって、キャリア別に作る必要ないし、キャリアの2トップ戦略とか言う選別に巻き込まれることも無くなる。キャリアだって大げさな店舗は不要になり、経費節約できて、通信料金も下げられるのではないか。SIMロック禁止に早くすべきですよ。(2014/07/10)

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