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「LCC業界のエミレーツになる」

エアアジアXのアズラン・オスマンラニCEOが明かす野望

2014年7月10日(木)

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 日経ビジネス7月7日号の特集「航空下克上 中東・LCCに日本は勝てるか」では、約2年ぶりに「エアライン満足度ランキング」を実施した。

 ランキングの4位と5位に入った新興勢はターキッシュ エアラインズ(旧名トルコ航空)とエミレーツ航空だ。世界の航空業界ではこうした中東勢と、アジアのLCC(格安航空会社)が大きな注目を集めている。中でもアジア最大のLCCグループ、エアアジアは日本市場の開拓に精力的だ。

 7月1日にはエアアジアのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)が再び日本でエアアジア・ジャパンを展開すると発表。翌週の7月7日には、中長距離LCCを展開するエアアジアXのアズラン・オスマンラニCEOが日本への増便と新規路線の開拓を発表した。2010年12月に羽田~クアラルンプール線を開設して日本市場に参入したエアアジアX。その後は関西国際空港や中部国際空港からもクアラルンプール線を設けている。そして今年9月からはバンコクを拠点とするタイ・エアアジアXも9月から成田空港と関空に就航する計画だ。

 突如として日本市場に攻勢をかけ始めたエアアジアグループ。その狙いをエアアジアXのアズラン・オスマンラニCEOに聞いた。

エアアジアXのアズラン・オスマンラニCEO(最高経営責任者)。米スタンフォード大学で経営科学の修士号と電気工学の学士号を取得。マッキンゼー・アンド・カンパニーのアソシエイト・パートナーとして東南アジア企業のコーポレートファイナンス戦略を担当。その後、アジアを代表する衛星放送テレビ・ラジオ局「アストロ・オール・アジア・ネットワークス」でビジネス開発部門のシニア・ディレクターとなり、同社の新規事業や国際的投資、合弁事業の立ち上げなどを統括。2007年7月から現職(撮影:Aviation Wire)

エアアジアXは現在、クアラルンプールから羽田空港、関西国際空港に週7便、中部国際空港に週4便を飛ばしています。乗客の動向を教えてください。

オスマンラニ氏:エアアジアグループは現在、5つのマーケットを最優先して化委託しています。他の国に進出するよりもコアマーケットを拡大すること。そして、この5つのコアマーケットの1つが日本です。

 そのためにエアアジアXは2つの取り組みを実施してきました。まずはクアラルンプール発の便数を増やすこと。例えばエアアジアXが2010年に日本に初上陸した時、便数は週3便しかありませんでした。それを週7便、つまり毎日運航するように変えた。関西国際空港でも週4便から始めて週7便に増やしました。中部国際空港も今は週4便しか飛んでいませんが、2015年の後半には週7便に増やすつもりです。

 つまり便数そのものをぐっと増やしてきている。

エアアジアXはエアアバス330を使う。座席数は377席で、出発地から4時間以上の路線を飛ぶ

オスマンラニ氏:もう1つ、これから積極的に増やすのがクアラルンプール以外から日本への直行便です。我々はマレーシアに拠点を置くエアアジアXのほかにも、タイ・バンコクにタイ・エアアジアXがありますし、今後はインドネシアのバリ島を拠点にインドネシア・エアアジアXを展開します。

 9月からはタイ・エアアジアXがバンコクから成田空港と関西国際空港に就航しますし、早いうちにインドネシア・エアアジアXも日本に直行便を飛ばすつもりです。

改めてエアアジアグループの戦略を教えてください。グループの中でエアアジアとエアアジアXの役割は。

オスマンラニ氏:出発地から4時間以内の短距離路線を展開するのがエアアジアです。まずはエアアジアが拠点を増やしていく。そこで十分な交通量が確保できれば、出発地から4時間以上を飛ぶ中長距離LCCのエアアジアXが入っていく。

 エアアジアグループのビジネスモデルは、短距離路線のエアアジアでも、中長距離路線のエアアジアXでも同じです。エアアジアXはエアアジア本体のビジネスモデルを踏襲し、彼らが拠点を開拓したところに進出していきます。

 短距離路線のエアアジアはマレーシアで事業を始めて、今ではタイやインドネシア、フィリピン、インドに拠点を増やしています。これらで十分な収益が確保できるようになれば、その地域は中長距離のエアアジアXが参入できる可能性がある。

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「「LCC業界のエミレーツになる」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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