• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ファストリでも難しい高価格ジーンズ

「J Brand」の不振で特別損失160億円

2014年7月16日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

J Brandのカジュアルボトムス。阪急うめだ店がオープンした際に撮影した

 先日、ファーストリテイリングの今8月期の連結業績予想が発表された。今回は特別損失160億円を見込んだため、下方修正となる。売上高、営業利益は当初見込みのままだが当期利益は880億円を780億円に引き下げた。今回の特別損失は2012年に買収したアメリカのジーンズ・カジュアルパンツブランド「J Brand(ジェイブランド)」の不振によるものである。このJ Brandの不振を見るにつけても、今の時代、ジーンズ単品ブランドが売上高を伸ばすことがいかに難しいかがよくわかるのではないか。

 現在、カジュアルボトムスは細めシルエットが全盛である。ジーンズでいうとスキニーとテイパードという2つが主流である。このうち、スキニーは息の長いヒットで、2008年ごろから盛り上がり、この6年間人気が続いている。そしてこのスキニージーンズによって業界で一躍注目されたのがJ Brandだった。J Brandは2005年に、ジーンズに特化した形でアメリカでスタートしたカジュアルブランドである。

 2005年と言えば、日本ではアメリカやイタリアからのインポートジーンズブームがピークだった年である。ジーンズをスタイリッシュに再構成したアメリカやイタリアの新進ブランドが好評を持って迎え入れられ、2万~3万円のジーンズが飛ぶように売れた。その兆しは2003年からすでにあり、2005年に顕在化したといえる。

 当時、ブームをけん引したのはセブン・フォーオールマンカインドやヤヌーク、AG、シチズンズ・オブ・ヒューマニティなどといったブランドで、2005年に設立されたJ Brandはいわば後発組だといえる。何しろ、ブームまっただ中に設立されているわけだから、通常なら手遅れ起業になる可能性が高かったと推測される。

 J Brandはそうはならなかった。J Brandが提案するスキニーが人気となったからである。今はもう忘れている人も多いかもしれないが、2005年当時のジーンズの人気シルエットはブーツカットだった。とくにレディースはブーツカット人気が異様に高かった。その高額インポートジーンズブームは2007年半ばで終了し、2008年からスキニー人気が高まり今に至る。これがここ数年のジーンズの大まかな流れである。

 後発ブランドだったJ Brandは、超タイトなスキニーシルエットにいち早く目を付けてブランドステイタスを確立することに成功したといえる。

コメント2

「「糸へん」小耳早耳」のバックナンバー

一覧

「ファストリでも難しい高価格ジーンズ」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員