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『競争の戦略』『ブルーオーシャン戦略』…経営理論を使いこなすには?

第1話 経営は読書から学べるのか

2014年7月30日(水)

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 本連載では、零細企業の経営、大企業のコンサルティング、欧州での研究と教育を経験してきた若手研究者の著者が、国際経営の最先端だけではなく、経営に関係する幅広い話題まで、ときにはほかの領域にも領空侵犯しながら、つらつらと書き連ねさせて頂きます。

 第1回から最初の数回にかけては、「経営書を読むこと」についてや、「事例とは何か」、あるいは「経営学とは何か」についてなど、少し概念的な、広い話題に触れます。その後は徐々に、国際経営の現状や、理論研究の最先端に筆を進めていきたいと考えています。

 細々と続けていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願い致します。

批評的な文献調査:氾濫する経営書を盲信しないために

 さて、書店にはビジネス書があふれています。オリコンの2012年の調査によれば、いわゆるビジネス書は年間で約3400万部以上販売されているそうです。特に日経ビジネスオンラインの読者は、積極的に読書から経営を学ぼうとされている、第一線の実務家の方々が多いのではないかと想像しています。

 書店に行きビジネス書のコーナーを眺めてみれば、そこには魅力的な題名がずらりと並んでいます。「XXXをすれば事業は成功する」、「YYYで売上達成」、「ZZZが人事の全て」というような、読めば成功が確約されるような、直接的な表現も目立ちます。

 では、こうした書籍を読み込むことにより、経営は学べるのでしょうか。

 もちろんその答えは、学べるといえば学べるし、学べないといえば学べないという答えとなります。こうしたタイトルをもつ書籍が万能薬ではないことは、これだけのビジネス書が消費されているにもかかわらず、事業の失敗や、売上の未達や、人事の失敗が数えきれないことからも、容易に想像ができます。

 はっきり言い切ってしまえば、書籍は所詮は書籍であり、実際の経営に対する直接的な答えを提示できる事は極めて稀です。

 逆に言えば、間接的にではあれ、もちろん経営の参考にする事が出来るのは確かです。しかしそれは、読む側の我々が、その読み方を理解していれば、というのが大前提なのです。

 本稿では、経営書、というよりむしろ基本的な書籍文献の読み方を、研究において批評的な文献調査(Critical Literature Review)をする時の基本動作に基づいて紹介したいと思います。これは研究として文献を参照する際には常識のようなものですが、実務家の方々の読書にも、多少なりとも価値のある「基本のキ」かと思います。

コメント3件コメント/レビュー

“参考にならない、かつ、どちらでも良い”と評価させて頂いた一人です。当然わかりきっている事を、長々と言われても困ります。ビジネス書を無闇やたらに読むだけで成功できるはずがない。それ以前に、“本当に成功する秘訣”を“誰もが容易に知る事が出来る形”で公にするはずがないでしょう。成功の秘訣を人に話して小金を稼ぐ位なら、密かに実践して成功する方が良いに決まっているからです。(2014/07/30)

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「『競争の戦略』『ブルーオーシャン戦略』…経営理論を使いこなすには?」の著者

琴坂 将広

琴坂 将広(ことさか・まさひろ)

立命館大学国際経営学科准教授

慶応義塾大学環境情報学部卒業。在学時、小売・ITの領域において3社を起業、4年間にわたり経営。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て英オックスフォード大学で博士号取得(経営研究)。2013年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

“参考にならない、かつ、どちらでも良い”と評価させて頂いた一人です。当然わかりきっている事を、長々と言われても困ります。ビジネス書を無闇やたらに読むだけで成功できるはずがない。それ以前に、“本当に成功する秘訣”を“誰もが容易に知る事が出来る形”で公にするはずがないでしょう。成功の秘訣を人に話して小金を稼ぐ位なら、密かに実践して成功する方が良いに決まっているからです。(2014/07/30)

参考にならなかった、どちらでもよい、という人は、一生懸命、ソフトカバーの経営本を手にとっているような人ではないかと推測しています、笑。趣味が読書、ただし実用書みたいな。(2014/07/30)

経営書の類は宗教みたいな分類だと思っていてほぼ読みません。ましてや成功した経営者の自伝なんて以てのほかです(針の穴みたいな確率の中での成功体験なんて毒にしかなりません)。あくまでも現在進行形で推移している他社の事例から部分的に参考になるものを摘出するのが関の山です。だからというわけではありませんが、NBOで取り上げる企業の取組や経営者のインタビュー記事を参考に、自社の所属する業界で当て嵌まる類似の傾向やツールの有無を勘案して、適用が可能かどうかアンテナを張り巡らせている次第です。(2014/07/30)

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