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84年前の“ジャパンエキスポ”の教訓

  • 森田 聡子

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2014年7月25日(金)

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“ジャパンエキスポ”の先駆け!? 1930年、伊ローマで開催された日本美術展覧会の会場風景

日本文化の注目度が高まっている。今月、仏パリで開催されたJAPAN POP CULTUREの祭典「ジャパンエキスポ2014」にはきゃりーぱみゅぱみゅやふなっしーも登場、大盛況のうちに幕を閉じた。この「ジャパンエキスポ」の原型とも目されるイベントが、84年前の伊ローマで開かれていたのをご存じだろうか。その名も、ローマ開催日本美術展覧会。この展覧会で目玉とされた横山大観の図屏風『夜桜』が8月、ホテルオークラ東京で開かれる「日本の美を極める」展で一般公開される。同展では日経ビジネスオンライン読者限定のギャラリートークを実施する。日本人の渡航すら難しい84年前に海を渡った大作を、プロの解説付きで堪能するチャンスだ。

(→ご応募は最後のページから)

 仏パリで盛況のうちに幕を閉じたJAPAN POP CULTUREの一大祭典「ジャパンエキスポ2014」は、8月22~24日には米シリコンバレーに場所を移して開催される。産業としての“日本文化”が注目され、海外でこうしたイベントが開かれるのは、何も今に始まったことではない。19世紀後半にフランスを中心に起こったジャポニスムのムーブメントは有名だが、今を遡ること80余年、昭和初期の伊ローマでは“日本画版ジャパンエキスポ”とも言うべき大イベントが開催されていた。

ムッソリーニ政権のイタリアで4週間開催

 その名も、「ローマ開催日本美術展覧会」(1930年)。7年後の37年に日独伊防共協定を結ぶベニート・ムッソリーニ政権のイタリアとは友好的な関係にあった。ジャポニスムは日本の工芸界を潤したが、日本画壇にも、あわよくばこれを足がかりに欧州で日本画ブームを巻き起こしたいという野心があったのだろう。4週間にわたって開かれた展覧会は、他に類を見ない大がかりなものだった。

 日本から大工監督6人と表装師2人を連れていき、会場となったパラッツォ・デッレ・エスポズィツィオーニには青畳を敷き詰め、欄間、長押、床柱、釘隠まで揃った16の床の間を作らせたというのだから驚く。総合プロデューサーはあの横山大観(1868~1958年)。純和風の展示会場は、「日本画は日本的雰囲気の中で描かれるもの、観られるもの」というコンセプトを体現したものだった。

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