• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

男だけで経営?そんなの怖くてできない!

マネジメントは、優秀な女性の邪魔をするな

2014年8月6日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 昨今あちらこちらで女性の「活用」という言葉を耳にする。そういう自分も流れに任せて口にしてしまい、いけない!と思って後になって「登用」などと言い換えることがある。

 なぜ、この言い回しにナーバスになっているのか?

 それはその言葉に目的や実態が伴わないから、何か空虚さを感じるのだ。活用!などという声高な叫びは威勢が良いが、何年までに女性管理職○○パーセント!などと、形の議論ばかりが目立つ。女性がどう活躍することを期待するのか、いったいどんな「活用(?)」をしたいのか、「実」の議論がまだ見えてこない。

優秀な女性を邪魔しなければよい

 まさに変革が求められる今、むしろ、変われない組織に馴染んでしまった男性社員の方こそ、「活用」してもらわなければいけない。眠っている力を引き出してもらわないといけないんじゃないのか?と自虐的な思いもよぎったりする。

 しかるべき女性をしかるべき所にきちんと登用し、因習に縛られたわれわれ男性マネジメントが邪魔をしさえしなければ、勝手によい仕事をしてくれるのではないか。「活用」されるべきは男性、登用されるべきなのが女性なのではないか。私は実体験に基づきそう感じている。

 そこで大事なのは、適切な女性登用の人選と余計な邪魔をしないことなのだ。

 しかし、日本の女性マネジメント登用成功への道のりは長い、そう感じざるを得ない現実をわれわれはまず思い知るべきだ。

 グローバル企業ではちょっと人が集まって会議をやれば、ごく自然に女性メンバーが参加していた。グローバル会議でも、シニアの経営メンバーの女性が激論を戦わすことなど当たり前のことだった。取り立てて男女を意識している人は少なかったのではないか。

 日本拠点でも、世界的に見ればやや比率は小さいものの、それなりのシニアポジションに腕利きの日本人女性が配置されていた。できる女性は日本にももともとたくさんいたのだ。外資で輝くばかりに活躍する日本の女性たちを目の当たりにすると、逆に、日本企業は、ばりばり働きたい女性にはまだまだ住みにくい環境なのだなぁとその制約のきつさに対する認識を新たにさせられる。

 日本はもう、できる高校生が海外の大学に流出してしまうような国なのだ。そう考えると女性登用を成功させるために日本企業に必要な意識変革や制度整備のイメージは、もともと外資などに流出していたような「できる」女性を惹きつけ、呼び戻せる環境作りができるか否かにかかっているだろう。

コメント2

「日米欧企業、痛恨の失敗談から学ぶ!」のバックナンバー

一覧

「男だけで経営?そんなの怖くてできない!」の著者

岡村 進

岡村 進(おかむら・すすむ)

人財アジア代表取締役

1961年生まれ。1985年東京大学法学部卒。同年第一生命保険に入社し、20年間勤務。2005年スイス系UBSグローバル・アセット・マネジメント入社。2008年から日本法人社長。2013年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員