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伝統産業を救うという気持ちはない

赤ちゃんに「本物」を届ける

2014年7月31日(木)

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 2014年7月26日、東京都心の目黒駅からほど近い一角に、一風変わった店がオープンした。店内の棚に陳列されるのは徳島県で作られた本藍染のタオル、石川県で作られた漆塗りの箸、福岡県で作られた小石原焼のコップ――。

 どれも日本の伝統技術が生かされた商品。シンプルで洗練されたデザインながら、これらの商品がどれも小ぶりなのは、想定客が「ベビー&キッズ」だからだ。

東京・目黒にオープンした初めての店舗。矢島が全国を回り職人と作り上げた商品が並ぶ。

 仕掛け人は、矢島里佳。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」というビジョンを持って、大学卒業と同時に、2011年3月に会社を設立した。全国各地の伝統技術が根付くものづくりの現場を訪ね歩き、職人と直接交渉を重ね、これまで12シリーズ70種類以上の商品を生み出した。

 東京に生まれ、両親と妹との4人家族で暮らした「典型的な現代家族」。スタジオジブリ作品『となりのトトロ』を観て、「畑仕事をするおばあちゃんに会いに行って、井戸水で採れたてのキュウリを洗ってかじる。こんな“田舎”が私も欲しい」と憧れて育った。

和えるの矢島里佳。(写真:鈴木愛子)

 いわゆる「日本の文化」に触れた初めての体験は、中学で入部した茶華道部だった。矢島は「お茶室に入ると何だか落ち着いて、華道や茶道のお道具はどのように作られているんだろうと自然と興味が湧いた」。

 好奇心が高じて、2007年にはテレビ東京「TVチャンピオン2 なでしこ礼儀作法王選手権」に出演。あれよあれよという間に勝ち進み、優勝した。「和の文化への関心が、確かなものなのだと自分の中で顕在化した」と矢島は振り返る。

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「伝統産業を救うという気持ちはない」の著者

宮本 恵理子

宮本 恵理子(みやもと・えりこ)

ノンフィクションライター、編集者

「日経WOMAN」「日経EW」「日経ヘルス」の編集部に所属。2009年末にフリーランスとして活動を始め、主に「働き方」「生き方」「夫婦・家族関係」のテーマで人物インタビューを中心に執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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