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スカイマーク「絶対に大手の傘下に入らない」

なぜエアバスとスカイマークは泥仕合を始めたのか

2014年7月30日(水)

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 国内3位の航空会社、スカイマークが仏エアバスの超大型機A380型機の導入をキャンセルする――。7月29日に流れたこのニュースが日本の航空業界を大きく揺るがせた。

スカイマークが導入する予定だった総2階建ての超大型機A380(写真はエアバス提供)

 エアバスはこの日、スカイマークが発注した6機のA380について、全ての契約を解除すると発表した。既にスカイマークには通達済みで、今後は売買契約に基づいて損害賠償を求めていく姿勢だ。

 一方のスカイマークは同日、都内で開いた会見に西久保慎一社長が出席。報じられたA380のキャンセルについて、「エアバス側と足並みを揃えて交渉を続けたい」との意向を表明した。

 受注した6機全ての契約を解除したとするエアバスに対して、「粘り強く交渉を続ける」と語るスカイマーク。両社の間には大きな温度差があることが鮮明になった。

 両社の言い分が食い違うのは何もこれだけではない。A380のキャンセルを巡ってエアバスとスカイマークは明らかに異なる主張を重ねている。

 事の発端は29日に海外の報道機関が報じたニュースにあった。「スカイマークが導入予定のA380を全てキャンセルする」。この報道に対してスカイマークは次のような声明文を発表した(一部抜粋)。

 「4年前よりスカイマークは A380 の導入に向けて準備をして参りました。しかしながら近年の円安や競争の激化により経営環境が厳しくなったため、当初の計画を変更せざるを得ない状況になって参りました」

 「今年4月からこのような状況を踏まえてエアバス社と話し合いをして参りましたが交渉は難航しております。それはスカイマークが大手航空会社の傘下に入ることを契約変更の条件の一部として要求しているためです。そしてそれを拒否して A380 をキャンセルした場合には常識を逸脱した法外な違約金を提示してきました」

 この声明文に対してエアバス側は真っ向から「事実と異なる」と内容を否定している。

 ポイントは2つある。まずはスカイマーク側が主張する『(エアバス側が)大手航空会社の傘下に入ることを要求した』ということ。もう1つが、A380をキャンセルした場合には『常識を逸した法外な違約金を提示した』ということだ。

 だが航空機の導入契約で、機体メーカー側が航空会社に対して、身売りを条件として提示することがあるのだろうか。

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「スカイマーク「絶対に大手の傘下に入らない」」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官