• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

スカイマーク「国内線だけでは行き詰まる」

西久保社長が明かしたA380購入の理由

2014年7月31日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 国内3位の航空会社、スカイマークの経営に暗雲が立ち込めている。

 7月29日、航空機メーカー大手のエアバスが、スカイマークの発注した6機の超大型機A380の購入契約を解除した事実が明るみになった。エアバス側は今後、約700億円にのぼる損害賠償をスカイマークに求める方針だ。

 日本の航空会社として初めて超大型機A380を導入し、国際長距離路線に参入しようとしていたスカイマーク。だがA380の購入の夢は絶たれようとしている。同社の経営戦略も大きな変更を余儀なくされる。

 なぜスカイマークは「身の丈以上」とも言われたA380を購入しようと考えたのか。今回の問題が発覚する1ヵ月ほど前、日経ビジネスは西久保慎一社長に単独インタビューを実施している。スカイマークがA380の購入に踏み切った理由を明かす。

6月下旬、日経ビジネスの取材に応じたスカイマークの西久保慎一社長

 「私からお願いがあります。今まではお騒がせすることの多いスカイマークでした。それでも日本の航空業界に一定の安い価格競争を持ち込んだ自負があります。
 (スカイマークは)あくまで自立した経営を継続したい。皆さまと対峙することも多かったのですが、今回ばかりは皆さまにも応援いただくようにお願いしたい」

 7月29日の午後、国土交通省で開かれた緊急会見で集まった報道陣を前に、スカイマークの西久保慎一社長はこう懇願した。

 この日、スカイマークがエアバスに発注した超大型機A380の購入契約が解約されたことが明るみになった。一報が報じられた後、スカイマークはエアバスが「法外な違約金を提示してきた」という声明を発表。会見でも、契約解除はエアバスからの一方的なものだと強調した。

 「入れ込んできたプロジェクトなので、(このままA380を)キャンセルするのはやりきれない」。西久保社長はA380への未練をにじませてこう語った。

 だが、今回の問題が発覚する以前から、国内の航空関係者の中には「もともと身の丈に合わない買い物だった」と見る向きが強かった。A380のカタログ価格は1機当たり約400億円。スカイマークはこれを6機も買うつもりだった。

 2011年、エアバスとスカイマークがA380の購入契約を締結した段階で、同社が明かした総投資額は約1915億円。対して直近のスカイマークの業績を見ると、2014年3月期の売上高は859億7500万円だ。売上高の2倍以上の投資に対して、「計画に無理があった」という声が挙がるのは当然とも言えるだろう。

 なぜ西久保社長は、A380を6機も買おうと思ったのか。

 日経ビジネスでは、今回の問題が発覚する前の6月下旬に西久保社長への単独インタビューを実施している。そこで西久保社長はA380の購入に至った経緯やA380に託した思いを語っている。

コメント9

「スカイマークの誤算」のバックナンバー

一覧

「スカイマーク「国内線だけでは行き詰まる」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネス記者

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・鉄道業界や小売業界などを担当する一方、書籍編集なども手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック