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日立再生を主導した「ザ・ラストマン」

川村隆・元会長、69歳の再登板

2014年8月4日(月)

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異端児たちの決断
2009年3月期に、国内の製造業史上最大となる7873億円の最終赤字を計上した日立製作所。崖っぷちの総合メーカーをV字回復に導いたのは、本流から外れた“デッドヘッド" の男たちだった――。

 「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」。こんな言葉を思い浮かべるような引き際だった。日立製作所の川村隆相談役(74)は今年4月、日立の会長職を辞し、6月20日には取締役も退任した。

 ちょうど5年前、リーマン・ショックが世界経済をおそった翌年の2009年、日立は7873億円の連結最終赤字という、日本の製造業過去最悪の経営危機に陥った。子会社に転出していた69歳の川村氏が呼び戻され日立本体の執行役会長兼社長に就任。そこから5年で日立を文字通りV字回復させた。

 日経BP社は8月4日、日立の経営再建の軌跡をたどった「異端児たちの決断 日立川村改革の2000日」を発刊する。発刊に合わせて、日立の経営改革を担ったキーパーソンに語ってもらった。

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「7%なんてたいしたことない」

 6月20日の取締役会で日立製作所のボードを離れました。2009年4月に子会社から呼び戻され、執行役会長兼社長に就任してから5年。長かったようで、あっという間の5年間でした。感慨? 特に感慨というものはありません。6月20日の取締役会では、ひととおり(取締役退任の)挨拶をしましたが、淡々としたものです。

 まだまだ安心できるような段階ではありません。業績が好調で、また慢心に陥るのを恐れています。会社は同じことを繰り返しますからね。メディアのみなさんにも、「あまり良いことばかり書かないでほしい」と言っているんですよ。たしかに2009年3月期の7873億円の最終赤字という経営危機からは立ち直りましたが、営業利益は金額でようやく1991年3月期の水準に戻ったものの、営業利益率ではまだですからね。

 日立は今年5月に発表した2014年3月期の連結決算で、売上高9兆6162億円、営業利益は5328億円となり、23年ぶりに過去最高益を更新。完全復活を印象づけた。連結営業利益率は5.5%。中期経営計画の最終年度である2016年3月期には7%超を目指すとしている。

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「日立再生を主導した「ザ・ラストマン」」の著者

小板橋太郎

小板橋太郎(こいたばし・たろう)

前日経ビジネス編集委員兼副編集長

1991年立教大学文学部史学科卒、日本経済新聞社入社。整理部、社会部、産業部などを経て2011年から日経ビジネス編集委員。現在は日本経済新聞社企画報道部デスク

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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