• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「お兄系」凋落と「ビジカジ」スタイルの定着

ビジカジ専門のファッションサイトも登場

2014年8月6日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 メンズのファッションウェアはレディースに比べてアイテムもデザインのバリエーションも少ない。例えばボトムスはズボンのみである。レディースのようにスカートあり、キュロットあり、ワンピースありというわけにはいかない。それだけにちょっとしたディテールやテイストの差が重視されることとなる。

 ファッションに興味のない人からするとメンズのファッションが事細かにそれぞれ「○○テイスト」に分類されていることを奇異に感じるかもしれないが、その細分化されたテイストにそれぞれの支持者がすみわけしているというのがこれまでの実態である。

 そんなメンズファッションの中で、ヤング向けの「お兄系」と呼ばれるテイストの凋落が激しいと言われている。その象徴が昨年秋の「men's egg」という雑誌の廃刊である。その特徴は「盛った」髪型であり、黒を基調色にしたタイトシルエットとワルっぽい印象のウェアコーディネイトである。シルバーアクセサリーをジャラジャラと装着していることも大きな特徴である。こんなスタイルをした若者はこの数年間でめっきりと減った。東京にはあまり行かないからわからないが、関西だと梅田でも難波でも心斎橋でもあまり見かけなくなった。

 今回、メンズカジュアルファッション通販サイト「メンズスタイル」を運営する宇賀神政人社長にお目にかかる機会があったので最近のメンズファッションの流れをどう見ているかということをお伺いした。

メンズスタイルの宇賀神政人社長

 「メンズスタイル」は2007年の創業で、わずか7年でメンズカジュアルファッションの販売のみで売上高11億円にまで急成長を遂げた。ファッション業界ではメンズファッションブランドはレディースファッションブランドに比べて成長拡大しにくいということが定説となっているにもかかわらずの成長ぶりである。急成長と評しても良いだろう。

 さっそく「最近の若者のファッション傾向をどう見ているか」と単刀直入に尋ねると、「若者のファッションが全般的にシンプル化していますね。お兄系と呼ばれるファッションジャンルが衰退したのはそれが原因ではないでしょうか。今の若者はあんな風に髪の毛を『盛った』セットをしませんし、シルバーアクセサリーをジャラジャラ着けるようなこともなくなりました」と宇賀神社長。

 その原因については「大手セレクトショップ、それから大手SPAブランドなどが郊外型から都心型までどこの商業施設にもテナント入店しています。それらのブランドのテイストはそれぞれ微妙に異なりますが、シンプルなカジュアルスタイルを提案しており、これが若者にまで支持されるようになってしまいました」と分析する。

 宇賀神社長によると「以前だと20代、30代、40代、50代とそれぞれの年代で着るブランドが異なり、着用するテイストもそれぞれ異なっていましたが、商業施設のテナントラインナップが同質化することで年代別のファッションというものにあまり差がなくなってしまったように感じます」という。

「「糸へん」小耳早耳」のバックナンバー

一覧

「「お兄系」凋落と「ビジカジ」スタイルの定着」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長