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定番の観光バスに、訪日目線で乗ってみた

地域交通網と結び、動線を広げるバス

2014年8月7日(木)

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地方観光の救世主、高速バス

 近年、地方ではローカル鉄道の廃線が相次いでいます。2000年から2012年までに全国で廃止された鉄軌道は35路線(673.7km)。全国には列車が一時間に1本しか来ない、路線バスは一日に数本しか走らないという地域が多数あります。空港も鉄道もない、路線バスの本数は限られる、タクシーは高くて使えない。移動は不便で非効率、多くの時間がかかり、コストもかさむでは観光は促進されません。

 近年、そんな地域の救世主となっているのが高速バス路線です。日本バス協会の「日本のバス事業(2013年版)」によると、国内輸送機関別の旅客輸送人員は鉄道がJR(30.7%)、民営(47.9%)で78.6%を占め、次いで乗合バス(14.3%)、ハイヤー・タクシー(5.8%)、貸切バス(1.0%)、航空(0.2%)となっています。

 経産省の「バス車両の開発促進等に関する戦略会議報告書」によれば、高速乗合バスの輸送人員は年間1億人以上。1975年に1121万人だった輸送数が急増し始めたのは2003年。以降10年で約10倍の市場に成長しました。2004年からは高速ツアーバスが加わり、2010年の年間輸送人員は600万人に達しました。市場の伸長を後押ししたのは2006年、小泉政権下の規制緩和とインターネットの普及です。

 ただ、関越自動車道の高速ツアーバス事故後、高速乗合バス・高速ツアーバスは2013年8月に新高速乗合バスに一本化。それまでの高速バス事業者にはより厳しい安全基準が適用されることになり、撤退する事業者が相次ぎました。LCC(格安航空会社)でパイロットの不足で運航できない航空便が多数出ていますが、バス事業者減少の中、訪日需要は急増。バス不足は深刻で、一部地域では旅行社でのバスの手配確保は綱渡り状態にあるといいます。

 今や高速バスは都市間・地域間の交流になくてはならない存在です。訪日観光では団体の貸切バス、観光ツアーバスなどが活躍しています。今回は観光客の足となるこのバス資源に目を向け、その可能性と課題を探ります。

 事例として取り上げるのは、ローカル交通手段と高速バスのネットワーク化に取り組む「WILLER GROUP」、全国で多彩なバスツアーを手がける旅行会社「クラブツーリズム」、そして首都圏を中心に事業を展開する観光バスの雄「はとバス」の3つです。はとバスでは一番人気の外国語ツアーを実際に体験乗車。外国人が観光バスツアーをどう利用し、楽しんでいるか、受け入れるバス会社や観光施設はどんな対応をしているかを取材してきました。

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「定番の観光バスに、訪日目線で乗ってみた」の著者

水津 陽子

水津 陽子(すいづ・ようこ)

合同会社フォーティR&C代表

経営コンサルタント。合同会社フォーティR&C代表。地域資源を活かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト