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定番の観光バスに、訪日目線で乗ってみた

地域交通網と結び、動線を広げるバス

2014年8月7日(木)

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はとバスの外国語バスツアーの途上、八芳園(東京・港区)での「茶の湯体験」で外国人客を前にお点前を披露する亭主。

 JNTO(政府観光局)によると、2014年上半期の訪日外客数(推計値)は前年同期比26.4%増の626万人となりました。3月から6月まで4カ月連続100万人超えとなり、官民挙げた訪日旅行プロモーションの成果が出ています。このままいけば今年の訪日外客数は1200万人を突破する見込みです。

 今後の課題は、この流れをどう日本全体に行き渡らせていくか。観光庁の「宿泊統計(確定値)」によると2013年の外国人延べ宿泊者数(確定値)は3351万人泊(対前年比27.4%増)。これを都道府県別に見ると、上位10都道府県で80.2%を占めています。一方、10万人泊未満の県は15あり、その市場占有率は2%に過ぎません。県全体で2~3万人泊という地域も4県あり、地域間格差は鮮明です。

平成25年都道府県別外国人延べ宿泊者数 TOP10
順位都道府県名延べ宿泊者数占有率(累積占有率)
1位東京都983万人泊29.3%(29.4%)
2位大阪府431万人泊12.8%(42.1%)
3位北海道307万人泊9.1%(51.2%)
4位京都府263万人泊7.8%(59.0%)
5位千葉県205万人泊6.1%(65.1%)
6位沖縄県149万人泊4.4%(69.5%)
7位愛知県115万人泊3.4%(72.9%)
8位神奈川県107万人泊3.1%(76.0%)
9位福岡県90万人泊2.6%(78.6%)
10位静岡県56万人泊1.6%(80.2%)

 原因は地域の取り組み姿勢にもありますが、それだけで片づけられる問題ではありません。

 地域に観光客を呼び込むには魅力的な観光資源、プロモーション、送客動線の3つが必要です。中でも送客動線は商品の流通網のようなもの、これがなくては人は流れません。

 例えば新幹線の開通や高速道路やバイパスの整備、クルーズ船の就航など、新たな交通網が整備されると、良くも悪くも人の流れは大きく変わります。訪日観光においては、発地から日本入国までの一次交通である航空便等の充実と利便性がその土台、インフラとなります。入国後はゲートとなる国際空港等から地域への二次交通、域内の回遊性を高める交通手段、それぞれの充実と利便性が求められます。

 もちろん交通網を整備したからといって人が来るわけではありません。逆に本当に魅力があれば、不便でも人は来ます。しかし、大きな人の流れをつくるには呼び水や送客ポンプとなる送客動線は不可欠です。

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「定番の観光バスに、訪日目線で乗ってみた」の著者

水津 陽子

水津 陽子(すいづ・ようこ)

合同会社フォーティR&C代表

経営コンサルタント。合同会社フォーティR&C代表。地域資源を活かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師