• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「研究開発拠点に特化せよ」

黒岩祐治・神奈川県知事の人口減少下における産業育成の極意

2014年8月6日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

廃校になった高校の教室を使い、介護用ロボットを実証実験。無料で使えるため、大学や企業の研究者が集いやすい。(写真:丸毛 透、以下同)

 7月14日。3年前に廃校となった神奈川県の元県立高校の教室で、男性が額に汗をかきながら、ノートにメモを取り続けていた。男性の正体は北里大学大学院の医療系研究科の安達栄治郎教授。元々は神経内科を専門とする医師で、今は介護や在宅医療、リハビリを支援するロボットの開発プロジェクトを手掛けている。相模原にある元高校まで、ある目的の達成に向けて足を運ぶ。

 その目的は、実証実験だ。元は教室だった1室に研究室で作成したロボットを持ち込み、動作確認などの実験をしているのだ。神奈川県は今年5月から「実証実験場」として元高校を一般に開放し始めた。

廃校になった学校が実証実験場に

 「医療や介護系の実証実験の場所を確保するには時間がかかるうえ、申請など手続きが複雑。だが、ここはすぐに使えるし、無料。限られた予算と時間の中で開発しなければならない研究者にとって、ものすごく有用。研究開発のスピードは格段に上がる」と安達教授は喜ぶ。

 原則として2週間前までに申請すれば予約可能で、利用する際の費用は無料だ。神奈川県外の団体にも貸し出している。教室を家に見立てたり、廊下を病院に設定したり。運動場を災害現場として使うこともできる。

 廃校後、活用されることなく放置されていた学校を研究開発の実証実験の場として再スタートさせる――。これは、医療や介護、ロボットなど最先端技術の研究開発拠点を神奈川県に集積させたいという神奈川県の黒岩祐治知事の肝いり政策の1つだ。

コメント0

「限界都市・東京~一極モデル打ち破る新未来図」のバックナンバー

一覧

「「研究開発拠点に特化せよ」」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長