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ベテランも蝕む形骸化した研究者教育

【2】空疎

2014年8月6日(水)

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 「孤立した環境で実験をさせない」「良いデータが出たら慎重に検証する」「研究者は前職の機関や紹介者に確認して採用する」──。

 理工系の雄、東京工業大学。2012年4月以降、一定金額以上の予算がつく全研究計画を対象に、聞き取り調査を実施している。きっかけは、同年初めに発覚した燃料電池開発に絡む学内での研究不正だった。

(写真=上:Bloomberg via Getty Images)

 驚くべきは、不正の端緒を見つけるために東工大が作成した8項目のチェックリストだ。閉鎖的な研究体制や杜撰なデータ検証といった、STAP細胞研究で糾弾された数々の問題を、そっくり裏返したような内容が並ぶ。

 「不正防止には奇策は必要なく、科学者として当然の振る舞いを徹底させることに尽きる」。東工大理学系長の西森秀稔は、自戒を込めてこう語る。仮に理化学研究所が同じ観点で精査していれば、小保方晴子の不正は未然に防げていただろう。

 研究不正は、今に始まった問題ではない。韓国のヒトES細胞の成果捏造や米ベル研究所の論文不正、国内でも2000年以降に報道されたものだけで80件超の捏造・改竄(ざん)が明らかになった。不正がやまない背景には、「プロフェッショナル」としての研究者を育て切れない、教育の現状がある。

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「ベテランも蝕む形骸化した研究者教育」の著者

林 英樹

林 英樹(はやし・えいき)

日経ビジネス記者

大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ビル・エモット 英エコノミスト誌元編集長