• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

スカイマーク、最大の正念場は秋

資金ショートを助けるのは誰か

2014年8月6日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 国内3位の航空会社、スカイマークが揺れている。

 欧州航空機メーカー大手のエアバスは7月、スカイマークに導入する予定だった全6機の超大型機エアバスA380の契約解除を通告した。

A380の契約解除によって、スカイマークの経営危機は深刻化している(撮影:吉川 忠行、他も同じ)

 先週、「スカイマーク『絶対に大手の傘下に入らない』」で取り上げたように、スカイマーク側は「エアバスが大手航空会社の傘下に入ることを要求した」「常識を逸した法外な(A380の)違約金を提示した」といった内容の、西久保慎一社長の声明文を7月29日に発表。同日午後には会見を開き、自ら説明した。

 一方のエアバスは、会見終了直後に声明文を発表。A380の契約解除をスカイマークへ通達済みであることや、売買契約に基づいた損害賠償を求めていくとの内容で、わずか英文51ワードの簡潔な声明文だった。

 「エアバス側と足並みを揃えて交渉を続けたい」(西久保社長)とするスカイマークと、粛々と事後処理を進めるエアバス。今年4月に始まった両社の交渉は、事態が好転する見通しは低い。

 こうした中、スカイマークが7月31日に発表した2014年4~6月期(第1四半期)の決算は57億9500万円の最終赤字。決算短信の継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に「重要な疑義がある」との注記が添えられた。

 エアバス側が請求する違約金は7億ドル(約700億円)と言われている。この先、スカイマークはエアバス以外にも、A380に携わったエンジンメーカーの英ロールス・ロイス、シートやギャレー(厨房設備)のメーカーなどからも、同じように違約金を請求される可能性が高い。

 スカイマークの2014年3月期決算は18億4500万円の最終赤字。2009年3月期以来、5年ぶりに赤字に転落した。航空会社はドル払いの費用が多く、同社も例外ではない。機材費や燃油費といったドル払いの負担に対し、円安が直撃した格好だ。

 渦中のA380についても、最初に売買契約を締結した2011年2月の為替は1ドル83円台。102円台で推移する現在と比べると2割程度の円高だった。

 3年で急激に進んだ円安に、足もとをすくわれたスカイマーク。この先の見通しを探った。

コメント4

「吉川忠行の天空万華鏡」のバックナンバー

一覧

「スカイマーク、最大の正念場は秋」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面倒くさいことを愚直に続ける努力こそが、 他社との差別化につながる。

羽鳥 由宇介 IDOM社長