• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

二つのシェアリング革命

農業とクルマで世界をリードする

2014年8月12日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 筆者は、CO2の削減に貢献することをライフワークとしている。エネルギーを作る方では、太陽光発電を中心とする再エネの普及。そして、エネルギーを使う方では電気自動車(EV)の普及推進である。

 その流れの中で、最近、日本の経済・産業に非常に大きな影響を与えそうな二つの「シェアリング」に注目している。

ソーラーシェアリング大ブレークの兆し

 最初はソーラーシェアリング。農地の上に太陽光パネルを展開し、農業と発電を両立させようというもので、筆者は「農電併業」という表現を提唱している。

 やり方は簡単。基本的には普通の野立ソーラーと同様の設備を作る。ただし、パネルの下で農作業をやり易くするため架台を高くし、必要な日射量を確保するためにパネルの間隔を空けて設置する。また、下に農機が入れるように、支柱の間隔も適正にする。

 畑の表面には、影の部分と日の当たっている部分が交互に並んでいるのだが、太陽が東から出て西に移動するに従って、影は逆に西から東に移動する。そのお陰で1日を通してみれば、農地全体にまんべんなく日射量が得られることになる。もちろん、影の部分でも、間接光が入るので、パネルの設置密度を適正にすれば、多くの作物にとって十分な日射量を確保することができる。

 筆者は、これまで、群馬、静岡、奈良の各県で茗荷、蕗、茶によるソーラーシェアリングに関与してきた。

 当初は、各地の農業員会などから胡散臭い目で見られたのだが、事例が増えるに従って、急速に認知度が高まりつつあるところだ。静岡でも、茶(抹茶用)の収穫で好成績が得られたこともあり、現地では、ちょっとした「茶畑ソーラーブーム」が起こりつつある。

 この茶畑ソーラーでは、遮光率(パネル面積/農地面積)40%として設置。収穫された茶葉は質量とも良好。また、発電の方も、現地の日照条件が非常によく、全国平均を大きく上回っている。今後、ソーラーシェアリングを希望する茶農家が飛躍的に増えるはずだ。

コメント0

「「燃やさない文明」のビジネス戦略」のバックナンバー

一覧

「二つのシェアリング革命」の著者

村沢 義久

村沢 義久(むらさわ・よしひさ)

合同会社Xパワー代表、環境経営コンサルタント。

1974年東京大学大学院工学系研究科修了。1979年米スタンフォード大学経営大学院修了。2005年から東京大学サステイナビリティ学連携研究機構特任教授として地球温暖化対策を担当。合同会社Xパワーを立ち上げ代表に就任。2016年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員