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「三面楚歌」にようやく気づいた韓国

米国への回帰は可能か――読者と考える

2014年8月21日(木)

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 韓国が対米関係の悪化を心配し始めた。急速な中国接近によって同盟国から疑いの目で見られていることを、やっと自覚したのだ。

変わり身早い「現代の両班」たち

前回は、米中等距離外交を主張していた論壇の大物が、自説を取り下げ「やはり米国が大事だ」と言い始めた、という話でした。たった1年強の間の変化です。変わり身の早さには驚きました。

鈴置:「二股外交」の勧進元、朝鮮日報の金大中(キム・デジュン)顧問のことですね。この人だけではありません。

 中国の重要性を説き「米国一辺倒では駄目だ」と主張していた人たちが、相次いで「中国一辺倒を見直そう」と言い出しました。

 中央日報の金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題大記者は7月11日に「習近平式『中国の夢』を警戒する」(日本語版)を書きました。骨子は以下です。

ヘビとウサギ

  • 韓中の蜜月を警戒する人は現在の韓中関係を、大きな青大将がウサギの腰に巻きついている姿と同じと皮肉る。ぞっとする例えだ。
  • 1992年の国交正常化以来、我々は(歴史上)最も深まった韓中関係に陶酔してきた。
  • 習近平は、香港、台湾、モンゴル、東・南シナ海の島嶼をすべてその版図に組み込んでいた清朝の乾隆帝時代の栄華を取り戻すという夢想を抱く。
  • 我々が、それに巻き込まれれば、南北、韓米、韓日関係は当分の間、帰れぬ橋を渡るという選択を犯すことになる。
  • 韓国は、米国による中国包囲網に参与すべきでもないが、華麗な修辞で飾られた習近平の「中華民族の偉大な夢」に幻惑されてもいけない。

要は、中国は拡張主義の国だ。その国に近づき過ぎれば恐ろしいことになる。北朝鮮、日本、米国との関係も悪化する――という懸念ですね。

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日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

「米陣営に残れ」
4月のオバマ訪韓で踏み絵を迫った米国。
しかし韓国の中国傾斜は止まらず、
7月の習近平訪韓でその勢いは増した。
流動化するアジア勢力図をどう読むか、
日本はいかに進むべきか--。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
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「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

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「「三面楚歌」にようやく気づいた韓国」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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