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生き残りの厳しさ増す、単品専業アパレル

老舗シャツメーカーCHOYAが会社清算

2014年8月27日(水)

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 先日、老舗シャツメーカー、CHOYAが同じく老舗シャツメーカー、山喜に一部事業譲渡を決定したという報道があった。これによって、量販店向けシャツメーカーだった山喜は、CHOYAの百貨店販路も持つことになる。CHOYAは百貨店向けの老舗シャツメーカーだった。これだけでも驚きだったのに、この報道の直後、事業譲渡後にCHOYAは会社清算されるという報道があり、さらに驚いた(詳しくはこちらを参照)。

 事業を他社に譲渡したということは、日々行う事業そのものがなくなってしまうわけだから、会社清算になっても何の不思議でもない。しかし、創業130年弱の名門と呼ばれたCHOYAという老舗シャツメーカーがなくなってしまうということには、つい感傷的になってしまう。

 筆者は業界新聞の記者だったころ、大阪でワイシャツメーカーを2年弱担当したことがある。その頃はカネタ、松屋シャツ、信和シャツが健在だった。また最大手のトミヤアパレルも健在だった。これらの大手はすべて今はなくなっている。トミヤアパレルは倒産後復活し、名古屋に本社を移転しているが往年の勢いはない。業界内でも評判を耳にすることがめっきりと減った。

 その当時から今も残っている大手・中堅は山喜、フレックスジャパン、東京シャツ、スキャッティオーク、ナイガイシャツくらいである。このうち、東京シャツはSPA型に事業を転換し「シャツ工房」の直営チェーン店を運営しており、純然たるメーカーではなくなっている。とくに大阪本社で残っているのは今回の山喜とナイガイシャツのみとなってしまった。

 シャツ業界の担当記者になったとき、CHOYAという社名をカタカナで「チョーヤ」「チョウヤ」と最初のうちは書いていた。新聞は原則的にアルファベット表記を極力避けなくてはならないからである。すると何度目かでデスクに「CHOYA」と書くようにと注意を受けた。「チョーヤと書くと梅酒の会社みたいだな」ともとから思っていたので、すぐさまアルファベット表記に改めた。とはいうものの、不思議な社名表記法だと感じていたが、会社の沿革を知るにつけて納得できた。

 CHOYAのシャツには蝶のマークが付いている。それもそのはずで元の社名は「蝶矢シャツ」といった。Wikipediaによると昭和61年に創業百周年を記念してCHOYAへと商号を変更したそうだ。個人的には「蝶矢シャツ」または「蝶矢」という商号の方が良かったのではないかと感じるのだが、当時の経営者や担当者がどういう意図で商号をアルファベット表記に変更したのか今となっては知るすべもない。

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「生き残りの厳しさ増す、単品専業アパレル」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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