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ここまで来たメンテナンスのデジタル化

2014年9月8日(月)

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 「機械や装置をインターネットを介して互いにつなげる」“Internet of Things”(IoT)、という思想が叫ばれるようになった現在、世界の産業はそのあり方について大きな変局点を迎えている。このIoTを取り入れた先駆的存在であるドイツでは、製造業を中心とした既存産業の“インターネット化”を第4の産業革命(インダストリー4.0)とし、官民一体で推進していることは前回まででご紹介した通りだ。

 近年では多くのメーカーや事業者が自社製品のメンテナンスにIoTやインダストリー4.0の概念を取り入れ始めつつあり、従来の時間基準保全(Time Based Maintenance)から、データを駆使したより合理性の高い状態基準保全(Condition Based Maintenance=CBM)へと徐々に移行しつつある。このような手法の発展に期待するべきことは、「メンテナンス効率の向上によるコストダウン」や「高い稼働率の維持」もあるが、新しいビジネスのきっかけを企業にもたらし、産業自体にも変革をもたらすというところにある。

 その点、CBMとそのポテンシャルを理解することは、欧州に限らず、世界における今後の産業ダイナミズムを把握する上で重要になってくるのではないだろうか。

CBMとは何か

 そもそもCBMとはどのような手法なのか。一言でCBMとは、故障診断技術を用いてそれぞれの装置・部品の状態を監視し、故障する可能性・メンテナンスが必要となる可能性の高い部位を分析・特定し、適切なタイミングで修繕(ないし交換)する手法を指す。

 まず、各部品に装着されているセンサーを通じて、リアルタイムにデータを集積し、クラウド上でデータベースとして蓄積する。データベース化された各部品の使用状態の指標(温度・振動数・回転数など)は、リアルタイムに解析され、将来的にどの段階でどのようなメンテナンスが必要になるのかをメーカーまたは事業者に正確に伝える。(図1を参照)

 現在のメーカーや事業者は、装置・機械のメンテナンスにおいてより精度の高い判断ができるようになっているうえ、企業はこれらの分析を通じて、機械・装置類の稼動率・安全性を高め、メンテナンス費用も低減させることができる。

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「ここまで来たメンテナンスのデジタル化」の著者

中野 大亮

中野 大亮(なかの・だいすけ)

ローランドベルガーパートナー

総合商社、鉄道・航空、産業機械などを中心に幅広いクライアントにおいて、事業戦略、成長戦略などのプロジェクト経験を豊富に有する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長