• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ワインの価格や売れ行きを左右する100点評価

うまく使えば、消費者のワイン選びの強い味方に

2014年9月12日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回は、ワインの価格について触れました。今回は、その価格を決める大きな要素の1つ、「ワインの評価」についてみていきましょう。

 ワインを購入する際、ネット上のワインショップで、以下のような売り文句をよく目にします。

「ロバート・パーカーが95点をつけたワイン」
「ワイン・スぺクテーターで93点!」

 読者の方も、この点数を参考にワインを購入する方がいらっしゃると思います。これは、ワイン評論家やワイン雑誌が、100点満点でワインの品質を評価したものです。

 95点のワインはどんな味なのか、ましてや100点満点のワインは最上級の品質と言うことですから、大いに興味がわきます。では、この数字はどう言う基準でつけられるものなのでしょうか。

ロマネ・コンティの1985年は、ロバート・パーカー氏が100点満点をつけている伝説的なワイン。

 このワインの数値評価は、ワインの価格や売れ行きに大きく影響します。パーカーポイント100点と発表されるやいなや、インポーターやワインショップは買い占めに走り、ワインは市場から瞬時に消え、価格も高騰します。このためワイン関係者(生産者、ネゴシアン、インポーター、ワインショップ、レストラン、ワイン愛好家)は、パーカー氏など評論家がつける数値評価にきわめて敏感です。

 また、高得点のワインは一般的に高値で転売可能なため、投資目的の場合は数値評価が非常に重要になります。数字だけ見れば99点と100点では1点の違いしかありませんが、この1点に天と地ほどの差が生じます。ワイナリーの将来をも大きく変えてしまうほどの威力があるのです。

 数値評価により、飲み物としての「ワイン」とビジネスしての「ワイン」に面白みが増しました。経済的な要因もさることながら、ワインの価格や人気をコントロールしているのは、実はこの数値評価なのではないかとも感じます。

「渡辺順子のワインの「美学」「経済学」」のバックナンバー

一覧

「ワインの価格や売れ行きを左右する100点評価」の著者

渡辺 順子

渡辺 順子(わたなべ・じゅんこ)

プレミアムワイン代表取締役

2001年からクリスティーズでワインオークションに携わる。クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。オークション文化、ワイン文化を日本に広めている。アメリカソムリエ協会・ソムリエ認定

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授