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ホンダ「やらされ仕事で人は伸びない」

3Dプリンターを使い創造性を伸ばす

2014年9月2日(火)

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ホンダの4輪R&Dセンターの一角にあるスペース。クリエイターが自由に機械を使って創作できる

 製造業の在り方を変える可能性を秘める3Dプリンター。9月1日号の日経ビジネス特集「号砲!3D生産競争」では、その余波が製造業だけにとどまらず、物流やアフターサービスなど多岐にわたる点を書いた。デザイン部門の感性を磨くツールとしても3Dプリンターを活用するホンダの開発現場を訪ねた。

3Dプリンター6台を自由に使える

 埼玉県和光市にある本田技術研究所の4輪R&Dセンター。主にデザイン部門が集約されており、世界のホンダのクルマのデザインはここで開発されている。ミリ単位の調整を重ねて最終的なデザインを決めていく。その過程には3Dプリンターなど最新の機械が多数導入されている。

 未来のホンダの屋台骨になる、数年後の新車を開発する現場だ。否が応でも緊張感が高まる現場に違いないが、その重圧と戦うクリエイターたちの気持ちをほぐして創造性を広げるために作られた空間がある。

 そこは、デザイン室の一角に作られた小部屋だ。赤い壁が象徴的な70平方メートルの空間で、6台の3Dプリンターとともにレーザーカッターも置いてある。「やらされ仕事ではないモノ作りを体験してもらいたい。自ら意志で創らないと、新たなアイデアも浮かばない。創造性の幅を広げてもらうのが狙い」とデザイン室の木越由和室長は語る。

左から本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室の角田智之マネージャー、澤井大輔主任研究員、木越由和室長

 6台の3Dプリンターは、社員が自由な創作に使えるよう昨年導入された。キーエンス製の1台数百万円のものから、米3Dシステムズ製の10万円程度の普及機までをデザイン室の予算で揃えた。機械を使って何を作るのか。仕事に関わるものでなくても問題なし。例えば、退職する職場の先輩に向けたプレゼントや、趣味の世界の造形物など制限はない。あくまで自由な発想を生み出すための空間なのだ。

 3Dプリンターは外部に委託していた試作品を自社で作るなど、モノ作りの現場を一変させると話題になったが、製造現場だけでなく、その前段階である発想力の強化にも一役買っている。

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「ホンダ「やらされ仕事で人は伸びない」」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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