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中国がアフリカで道路をつくるなら日本は大学院をつくろう

第3回:ソマリランドで男惚れ、大学院設立に挑戦

2014年9月10日(水)

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 途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、2010年から映像を使って授業を行う「e-Education」プロジェクトを手掛けてきた税所篤快さん。ロンドン大学の大学院に拠点を移し、世界各地へのプロジェクト展開を模索している。今、自らが最も力を入れているのは、アフリカ・ソマリランドでのプロジェクトだ。ロンドンの極貧バナナ生活(前回の記事はこちらへ)を乗り越えて、遠い大陸に何をもたらそうというのか。

 こんにちは。税所篤快です。

 前回書いた通り、7月から僕は英国ロンドンで大学院進学に向けた英語補強コース(プレセッショナルコース)を受講し、カネなし、家なし、食べるものなしの“極貧ホームレスバナナ生活”を送っています。

 話が少し前後しますが、今回はロンドンでの生活から離れ、僕が今、力を注いでいる「ソマリランドプロジェクト」のことを紹介します。

 今年2月のことです。僕は早稲田大学の卒業生であるノンフィクション作家・高野秀行さんの『謎の独立国家ソマリランド』という本を読みました。

 衝撃を受けました。もう、メチャクチャ面白かった。

ソマリランドはこんなところ

 ソマリランドはアフリカ大陸の東端、「アフリカの角」と呼ばれるところにあります。それって、ソマリアじゃないかと思う人も多いでしょう。そう、ソマリランドはソマリアの北西部にあります。

 ソマリアもソマリランドも民族は同じソマリ人で、ソマリ語を話します。ただし、ソマリランドは無政府状態で紛争が20年以上も続くソマリアとは一線を画しています。

 かつてはソマリア同様に内戦が激しかったソマリランドですが、1990年代半ば、独自に内戦を終結し、以来、平和を保っています。今は複数政党制の政治体制。大統領選挙も行われています。独自の通貨もあり、独自のパスポートも発行しています。

 ただ、国連からもアフリカ連合からも日本からも国としては承認されていません。まさに、「謎の独立国家」なのです。

 そんな不思議な国があるのならば、一度見てみたい。未承認国家ならば、国自体の設立にかかわりながら教育革命を起こせるかもしれない――。どうにもソマリランドに行ってみたくなってしまった僕は、早速、高野さんにメールを送りました。

「ソマリランドに行きたいので手伝ってください」

 突然のメールだったにも関わらず、高野さんは時間を作って会ってくれました。高野さんが本を書く際に全面的に協力を仰いだという現地のテレビ局の報道制作局長・ワイヤップさんを紹介してもらいました。

 4月、バングラデシュで取りかかっていたプロジェクトに何とか一区切り付けた僕は、ダッカからエチオピアを経由してソマリランドに降り立ちました(一度、出発しかかってダッカに戻った話は第1回をご覧ください)。

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「中国がアフリカで道路をつくるなら日本は大学院をつくろう」の著者

税所 篤快

税所 篤快(さいしょ・あつよし)

「e-Education」創業者

NGO「e-Education」創業者。1989年、東京都足立区生まれ。早稲田大学卒業後、英ロンドン大学教育研究所(IOE)修士課程に在籍。同NGOは映像授業を活用しバングラデシュなど17カ国で教育支援を実施している

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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