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ミニバンに乗るの、やめませんか?

カー&プロダクトデザイナー/SWdesign代表 和田 智さん(2)

2014年9月12日(金)

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和田 智(わだ・さとし)
カー&プロダクトデザイナー、SWdesign代表取締役
1961年東京生まれ。武蔵野美術大学卒。84年日産自動車入社。シニアデザイナーとして、初代セフィーロ(88年)、初代プレセア (89年)、セフィーロワゴン(96年)などの量販車のデザインを担当。89~91年、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート留学。日産勤務時代最後の作品として電気自動車ハイパーミニをデザイン。98年、アウディAG/アウディ・デザインへ移籍。シニアデザイナー兼クリエーティブマネジャーとして、A6、Q7、A5、A1、A7などの主力車種を担当。アウディのシンボルとも言えるシングルフレームグリルをデザインし、その後「世界でもっとも美しいクーペ」と評されるA5を担当、アウディブランド世界躍進に大きな貢献を果たす。2009年アウディから独立し、自身のデザインスタジオ「SWdesign 」を設立。独立後はカーデザインを中心に、ドイツでの経験を生かし「新しい時代のミニマルなものや暮らし」を提案している。2012年ISSEY MIYAKE WATCH 「W」を発表。
SWdesign TOKYO | HomepageSWdesign TOKYO | Twitter
人物写真:大槻純一、以下同

クルマは街のデザインの一部です

川島:東京にいると、クルマの存在意義が少しずつ薄らいでいる気がします。和田さんは、どう思いますか? 若い人、クルマに興味がないという話もよく聞きます。

和田:たしかにそう言われています。しかも、日本車の場合、売れ筋の大半は、大きいものから小さいものまでいわゆる「ミニバン」ですよね。

川島:ミニバン。クルマに詳しくない私としては、どのメーカーのどの車種かがいまひとつよくわかりません(笑)

和田:クルマに詳しいひとでもミニバンは、メーカーと車種の区別がつきにくいと思いますよ(笑)。で、僕は言いたいんです。「日本のみなさん、ミニバン乗るの、やめませんか?」と。

川島:え、なぜ?

和田:話すと長くなりますが、いいですか(笑)

川島:どうぞどうぞ。

和田:僕は、クルマって、いつの時代も、人の暮らしや社会と密接にかかわっているものだと思うんです。たとえ若者の自動車離れが叫ばれようとも。

川島:どういうことですか?

和田:というのも、クルマそれ自体が半ばパブリックな存在だからです。個人として購入して、自分の家の駐車場にあるクルマも、ひとたび車道に出て行けば、その姿は「公共の風景」の一部になる。クルマ離れといいますが、実際に街中にはびっしりクルマが走っていますよね。クルマって、もはや文明の風景の欠かせない一要素になっているわけです。大げさにいえば、クルマとは「動く建築」です。

川島:動く建築。言い得て妙ですね。そもそも建築物そのものが都市や社会のインフラであり、ハードであり、パブリックなものである、という側面がある。

和田:もちろんです。建築も単体で存在するのではなく、人とかかわりながら、都市や社会とつながっている。その意味で、クルマも建築の一部なんです。建築物、クルマ、電車、自然、人……、さまざまな要素が織りなすシルエットの集合体。それが街の風景であり、情緒であり、エッセンスです。クルマって、そういう意味では、「個人の持ち物」以上の役割を負っているんですよ。

川島:ハード面ではもちろん、ソフト面では「交通」を担っているわけですから、誰が所有していようと、クルマって、たしかに公共的な存在ですね。

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「ミニバンに乗るの、やめませんか?」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長